キイロの洞窟

2010.06.06
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カテゴリ: 小説


右手を取られ勝手に占い始めた。

何故、断れない、断りたいのにと思っていると、
右手を見ながら、その中年の女が

「あなたは凄く寂しがりやで・・・・・・」

ドカーン!!

頭の中で何かが炸裂した。

「うるせーこのくそばばぁ~

だましてお前らの宗教に入れようとしているんだろう!!
人が大人しいと思ってカモにしようとしやがってぇ~」

彼は自分でもビックリするぐらい、大きな声で叫んでいた。
手相を見ていた中年の女もビックリしてその場に
尻餅を付いてしまった。

そして以前の彼のように騙されかけ手相を見せていた人も
目を覚ましたように逃げていった。

そしてインチキ手相占い師たちもばつが悪いのか
蜂の子を散らすように逃げていった。
「あああっ」自分自身が大きな声を出してしまった事に
驚いたと同時に 「言えた・・・言えた!」


気を良くした彼は、今日は祝杯をあげようと考えた訳ではなく、
街へUターンしていった。

「あの女だ!」そうさっきボッタクリの店に行こうと、
誘ってきた女だった。



その瞬間ドカーン!!と彼の頭で何かが爆発した。

彼は女に近づき後から女の肩を掴み言い放った。
「おい、さっきはよくも騙してくれたな!」
「ひぃっ」とその女が息を飲んだが、
すぐに持ち直した。

「知らないわよ~、貴方がつまらないから店を出たのよ」
「ふざけんな~お前とあの店はグルだろ。」
と彼はどんどん熱くなっていった。
「お店?何のこと?」とその女はシラケタ素振りで、
茶色い髪を指に絡めながら言った。

その瞬間また彼の中で何かが爆発した。
「ちょっと来い」と言ってその女の手を取り
路地裏の駐車場まで連れて行った。

突然の事で女も腕を取られ声を上げる事も出来なかった。


彼は薄暗い路地裏の駐車場で、その女を舐めるように見た。

座ったら見えそうな白のミニスカートをまとい、
肉感的な体の線が出るピンクのセーターを着ていた。

ブランド物のナイロンのトートバックを持つ、流行りの女だった。

最初に出会ったときにはそこまで気付かなかった。
その女に怒りと欲情を覚えた彼は、駐車場の壁に女を押し付けると
悲鳴をあげそうな、グロスで光るやわらかそうな唇を
自分の口で塞いだ。

セーターの上から女の胸を鷲づかみにした。
もう彼を止める事は誰にも出来なかった。

「騒ぐなよ、騒いだら殺すぞ!」自分でも信じられないような
気迫で暴言を発していた。

その気迫が女にも伝わったのだろうか、女はうんうんと
頷くだけだった。

女を後向きにして、壁に手をつかせた。
白のミニスカートをたくし上げ、形のいい尻が
ピンクのパンティーに覆われていた。

パンティーを足首まで引きずりおろし、
彼はかがみこんで女の陰部を自分の唾液で
グショ グショにした。

そしてズボンのチャックを開け、自分の怒り狂った
ペニスを女の股間に勢いよく沈めた。
女の胸を後から鷲掴みし、規則正しく腰を振った。

子宮の奥までしっかりと、凄く冷静に律動を繰り返した。

女も感じてきたのか控えめに声をあげていた。
そして女の声が高まるとともに、彼も果てた。

女の中に全て吐き出した。

女は恐怖と快楽に行き場を失い壁に手を当てたまま、
犯されているときのポーズのまま動けないでいた。

その女の太ももに白濁した液が流れ落ちてきた。

自分でも不思議だった。
こんな事をしてしまった事に、
言いたい事も満足にいえない自分・・・・・

そうだ「500's BAR」で飲んでカクテルに違いなかった。
言語や自分の行動、今までの自分じゃありえなかった。
だからとても恐ろしくもあった。
カクテルが体の中で切れれば、またいつもの小心者の自分に
戻ってしまうのではないかと、しかしそれを考えると
恐ろしくなってしまうので、今この強さで居られる間は

人間らしく生きたいと思った。

強く生きる!!

「さっきの店にもう一度連れて行け!」彼は女に言った。

女はもう観念したように何も言わず、雑居ビルの中に
ある店へと案内した。

女が店に入ると、1分もたたないうちに、
先ほどのやくざ風の男と数人の男達が血相をかえて
飛び出してきた。

「テメェ!!こらぁ!こんな事して、
ただで済むと思ってんのか、おぅ!!」
と彼から金を巻き上げたやくざ風の男が言った。

「済むもすまないも無い!ふざけた店のくせしてよ」
彼は怒りを込めて言った。
もう、どうにでもなれと思った。

「おい連れて行け」男が言うと数人の男たちに捕らえられ、
雑居ビルの屋上に連れていかれた。

彼は屋上で男たちに囲まれて、殴る蹴るの袋叩きにあった。

でも彼は不思議と痛みを感じず、許しを乞うような事はせず、
されるがままになっていた。

そして、止めといわんばかりに、彼は髪の毛を鷲づかみにされ、
口の中に銃口を押し込まれた。

「大人しく金はらって、家に帰っておけば良かったのによ、
この素人が!お前が犯した女は俺の女じゃ!だからお前を殺す。」
やくざ風の男はそういうと、引き金に指をかけた。

彼はここまで強くなれた自分に後悔はしていなかった。
例えここで殺されようとも、数時間だが自分に自信を持てたから、

やくざ風の男が目を見開いた

その瞬間 「バァ-ン!!」と言う銃声が夜の闇にこだました。



「お客さん、お客さん!」
肩をゆすられる
あれっ俺は銃で口の中を撃たれた。

ここは天国か? それとも地獄か?

「お客さんもう看板ですよ」

彼は目を開けると「500's BAR」のマスターが目の前にいた。

あれっ?
ここは「500's BAR」か?
ってことは?

「お客さん、私が作ったカクテルを一気に飲んで、
そのまま倒れてしまったんですよ。」
とマスターが言った。

「私は店出てないのですか?」と彼は聞いた。

「そうです、そのまま寝てしまいましてね、
どうです?強くなれましたか?」
とマスターがウインクしながら言った。

そうか夢の中にしてはリアルだった。

女を犯した感触、感覚、その疲労感、とても夢とは思えない。
マスターに隠れてこっそり自分の物を触ってみた。

夢精はしていなかったが、
あきらかに女と交わった感覚を感じた。

しかし、やくざ風の男たちに殴られた感触は全く無い、
女を犯すまでは凄くリアルに覚えている。

でも夢から覚めても情けない自分ともすっかり変っていた。
とてもすっきりした気分だった。

「ありがとう マスター 私、もう店にはこないよ、必要なくなった。」
彼は500円をカウンターに置き店を出た。

今までに無い、とてもいい気分で駅へ向かう道を歩いていると



「おいテメェ-!捜したぜ、コラー!よくもふざけた真似をしてくれたな、
俺の女も可愛がってもらってよー、ただで済むと思うなよ!!」

やくざ風の男が目を血走らせて彼を睨んでいた。
夢じゃなかった女を抱いたまでは・・・・・





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Last updated  2010.06.06 15:10:45 コメントを書く
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