MAFXBの控え室

MAFXBの控え室

2016/05/26
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1週間ほど経って手持ちの金が尽きると当然路上生活となる。

日中はアテもなく街を歩く。
自動販売機を見つけると手が勝手に釣り銭口に入る。

夜はベンチで寝る。

公園や手洗い場の水だけしか口にできず限界を感じ始めた頃、偶然朝早く百貨店の出入り口付近で前日の売れ残りのパンを配っている人が居ることを知った。

気の優しそうなおばさんで目が合うと近づいてきて2個のパンを差し出してきた。

「あ、ありがとうございます。」

「アンタこんなところでフラフラして何してるの?」

「いや、色々ありまして・・・」



その日はそれ以上の会話はなかったが、何度かパンを貰いに行くうちにさすがに異変を感じたらしい。両親はどうしてるだとか、家はどこかとかしつこく聞いてくるようになった。

それ以降、もうパンを貰いに行くのはやめた。

突破口が全く見つからないまま、また飢えとの戦いが始まる。





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Last updated  2016/05/26 11:15:39 PM
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