ひこじいさんのブログ

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2012年11月19日
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今年の日本の山里は、過去に例が無いほど熊の出現が多かった。里への出現が多かった分、農作物の被害に止まらず人や家畜への被害も多かった。

昔から「熊の冬眠」と言われているが、これは冬籠りであって真の冬眠ではない。穴籠り時の熊の身体機能は睡眠に近い状態を維持している。冬眠も休眠の一種であるが、熊のそれは昆虫や爬虫類のいわゆる冬眠とは明らかに違う。

熊は、冬籠り中であっても簡単に目を覚ますことがあって、時として餌捕りをすることもある。冬季にも熊の姿を目撃することがあるのはそのためである。妊娠中のメス熊は、冬季に出産し授乳の後再度仔と共に睡眠に入る。
熊は温度の低下とともに、自らにとってやがて不利な環境条件になることを感知し、環境が厳しくなる前に冬籠りに入るのである。餌の採捕が困難な冬季の厳しい環境条件を乗り切るために、体に蓄えたエネルギーの消費を、生命維持に必要な最低限に抑えるための仕組みである。
同じ哺乳類でも、シマリスの休眠は劇的である。その間は、38度の体温は4度ほどになり、呼吸は2~30秒に一回に低下する。食事と排泄をするため、10日に一回程度目を覚ます以外は年間150日以上も眠っている。

氷が張る零下の気温の朝、高下駄に素足で高校通学をいつまで続けることができるか、足の指や耳朶に霜焼けを作りながら、学友と寒さの我慢比べをしたものだ。当時は寒さをそれほど苦にしないで、10代までを冬の信州の厳寒の中で過ごした。
大学へ入ってから暖かい東京で暮らして50年、当初は東京の夏の暑さに辟易していたのに、今では東京の冬の寒さ程度であってさえも身に堪えるようになった。

加齢とともに寒さが身にしみるようになって、炬燵に入ると動くのも面倒になってくる。



もう暫くしたら今年もまた、頭だけを炬燵から出して休眠期間に入ることになるのだろう。









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最終更新日  2012年11月19日 11時23分28秒


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