ひこじいさんのブログ

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2012年12月29日
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年末年始のテレビには、必ずもの真似番組が組まれる。27日と28日には、異なるテレビ局がそれぞれゴールデンタイムに特番を組んでいた。

他人の声を吃驚するほどそっくりに真似する人がいて、驚かされることがある。それも複数の人の異なった声色だと、その芸に本当に感心する。

人や物の音声を真似る芸を、元来は声色遣い(こわいろづかい)と言った。
多くの人に知られていることから、有名な歌舞伎役者の声や仕草を真似たのが声色の起源である。

江戸後期から戦前まで、声色は脈々として受継がれ寄席演芸の重要な演目であったのだが、戦後になって単なる「声帯模写」や「ものまね」が登場してからは徐々に下火になってしまった。

他人を真似する芸のほかに、江戸時代から動物の鳴き真似の芸もあり猫や犬、虫、鳥などいずれも真に迫っており洗練された芸であった。

他人の声や仕草を真似るのは、人間だけの特技では無い。多くの鳥が、もの真似をする。


大きさは1メートルほど。長い尾を持ち一見日本の雉に似ている。冬の繁殖期を迎えると、森に雄の鳴き声が響くようになる。この歌声を詳しく聞いてみると、他種の鳥の鳴き声がまるでメドレーのように20分以上も続くのだ。カワセミやヒタキ、インコ、カラスなど付近に住む鳥のさえずりをほとんど網羅しているといわれる。人の声・カメラのシャッター音・チェーンソーの音やサイレン・電車の音まで真似すると言われる。(NHKの番組から)

真似をする鳥として日本で一般によく知られているのは、オームを含めて300種もの種類があるインコ科の鳥であろう。インコは、教えることにより100語も話した個体があったとの記録がある。

インコほどポピュラーではないが、良く知られた鳥で東南アジアに生息する九官鳥がいる。言葉を教えたヒトの声や動物の声、物音を声色まで真似た言葉で話すことから、物まねの完成度では九官鳥がトップであろう。

インコは舌で発音するのだが、九官鳥は喉にある鳴管から直接音を発するためだとされる。

「九官鳥」の名は、江戸時代九官と名乗る中国人がこの鳥を持ち込んだときに「この鳥は自分の名前を言う」と説明したものが、鳥の名前として誤って定着したものという。

日本の鳥で、飼い鳥ではないが百舌鳥とカラスはもの真似をする。繁殖期に百舌鳥が、ウグイス・オナガ・オオヨシキリ・ホホジロの鳴き真似をするのを実際に聞いたことがある。
カラスは、個体によっては猫や犬の鳴き声などを覚える。

その他、近年帰化して特定外来生物の指定を受けているガビチョウもウグイス・キビタキ・オオルリ・サンコウチョウなどの鳴き声を真似る。

鳥が人語を真似たり、他の鳥の鳴き声や物音を真似るのは、雌に対するアッピールとテリトリー宣言をしているからだと言われている。

雌は多くの鳥の声を真似る雄に魅かれ、他種の鳥は既に他の個体の縄張りになっていると勘違いして、入ってこないという利点もあるのだろう。

自然の妙と言えるのではないだろうか。















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最終更新日  2012年12月29日 14時04分49秒


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