ひこじいさんのブログ

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2013年02月01日
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サツキの盆栽ブームと一致して、突然1970年代にエビネ栽培ブームがおこった。

この花は、江戸時代初期にはすでにエビネと呼ばれていたとされ、1681年に水野勝元が編纂した日本最初の「花壇綱目」にはアツモリソウと並んで、エビネなどラン科植物の栽培方法が書かれている。

名前の由来は、地下に連なっている茎とそこから生えている根の様子が、エビの頭を指でつまんで持ち上げたように見えるところから付けられたものである。

エビネは容易に交雑種を作りやすい。そのため、花色などが多彩である。交雑が何世代も進んだものではどの系統のものか分類が困難である。

日本で栽培されているものの多くは、ジエビネ・キエビネ・サルメンネビネ・ニオイエビネ・キリシマエビネの原種5種とそれらの雑種で、春咲きエビネの系統である。

栽培は容易であるが、春咲き系のエビネは栽培中にさまざまな植物ウイルスに感染し易く、一旦感染すると栽培土壌への移行によって植物内ウイルス濃度が上昇する。ウイルス量の増加した個体は、葉の壊疽や落蕾、花の変形などの諸症状が出現し観賞価値がなくなる。

ジエビネの栽培では長期にわたってウイルス感染を受けないで栽培されることは稀で、株分けなどの栄養繁殖は極めて難しい。
ウイルス感染した株の有効な治療法は無く、他の植物への感染源にもなる。


1970年代からエビネの栽培人気が爆発的に高まり投機対象にもなった「エビネブーム」があったが、ウイルス感染の多発で栽培を止めた者が続出しブームは終りを迎えている。

日本の多くの都道府県においてレッドリストの、絶滅あるいは準絶滅危惧種に指定されている。

エビネは無菌播種による人工増殖技術が確立されており、ウイルス感染個体でも種子を播くことで病気の無い株を得ることができる。
感染個体を処分し、実生株と入れ替えていくことで栽培・生産が継続されている。

原種エビネは市場価値がそれほど高くないため、営利目的での種苗生産は行われていない。そのため、現在販売されている原種の多くは野生採取されたものと思われる。

盗掘は野生種保護の上で大きな問題となっているが、近年は選別交配種が生産されるようになり、安価で容易に入手できるため原種エビネの園芸需要は減少している。

ブームが去って、盗掘によってほぼ絶滅状態であった自生地でも、個体数の回復が確認されたという報告がされるようになった。

エビネは、夏を過ぎて冷涼な気候になると、今年の葉茎の先に伸びた根に、来年の花芽を持つ。これを冬至芽という。

ニオイエビネやサルメンエビネなどが交雑した種類では新芽の形成が早く、寒くなる頃には大きな冬至芽になる。
これに対しジエビネなどでは冬至芽の成長はゆっくりで、硬くしまった状態で地中にもぐり冬を越す。

9月終わり頃にはすでに蕾の数も決まる。エビネはこの時期までの管理が良ければこれから先、葉が無くなっても花を着けることができる。



私も、700株に及ぶ地植えの地エビネと、鉢植えではニオイ・コオズ・サルメン・イシヅチ・キリシマ・タカネなどを栽培していた。
通信販売で購入した高価な鉢もあったのだが、栽培を始めて3年ほどで、これらのほとんどの株が姿を消してしまった。

現在は、キエビネと地エビネの10株ほどが何とか生き残っていて、5月の初旬になると清楚な花姿を見せてくれる。



エビネの花言葉は、花言葉は、謙虚・誠実である。








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最終更新日  2013年02月02日 09時17分28秒


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