ひこじいさんのブログ

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2013年09月21日
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猛烈な雨を伴った第18号台風が、山荘の真上を通過して行った。

台風一過の翌日は、それまで真夏の空気に包まれていた北杜市の最低気温が8℃近くも低下して10℃ほどになり、秋を通り越して一気に冬の空気に入れ替わった。

南アルプスの甲斐駒ケ岳は3月以来5か月振りに雲一つ無い青空に浮かび、富士山も黒い夏姿をくっきりと現した。


毎年この時期、決まって廻ってくるモズがいる。同一個体かどうかは判然としないが、盛んに「モズの高鳴き」をしている。

モズは日本・中国・ロシア南東部・朝鮮半島に分布している。
日本では留鳥であるが、北部や山地に生息する個体群は秋季になると南下し、標高の低い場所へ移動して越冬する漂鳥でもある。

開けた森林や林縁、河畔林、農耕地などに生息する。

昆虫、節足動物、甲殻類、両生類、小型爬虫類、小型の鳥類、小型哺乳類が餌である。
樹上などの高所から地表の獲物に襲いかかり、再び樹上に戻ってから捕えた獲物を食べる。


カッコウに、托卵されることがある。

メスのみが抱卵し、抱卵期間は14から16日で孵化後約14日で巣立ちをする。

モズは捕らえた獲物を木の枝や有刺鉄線、バラの棘等に突き刺す行為を行う。
秋に初めての獲物を生け贄として奉げたのだという言い伝えから、「モズのはやにえ(早贄)」といわれる。

秋に最も頻繁に行われるが、何のために行われるかは解明されていない。

はやにえにした獲物を後で食べることもあるため、冬期の保存食にすることが目的との説もあるがそのまま放置されることが多い。

モズは本能的に積雪量を感知しはやにえを雪に埋もれない位置に造るので、位置が低ければその冬は積雪量が少ないといわれる。
はやにえの位置によって、冬の積雪量を占うことが出来るというが信憑性のない俗説である。

宮本武蔵の有名な「枯木鳴鵙図」は、上方にまっすぐに延びた一本の枯枝の先にオスと思われるモズが止まっている様子が描かれている。

モズは、「ギチギチ」という低い鳴き声である。
秋に鳴く縄張り宣言は、尾羽を回しながら「ギョンギョンキチキチ・・キィーキィーキィー」と高く鳴く。


高鳴きは、季節が秋になったことを知らせる自然の風物誌でもある。

モズは自分のさえずりの他に、器用に他の鳥の鳴き真似をするので漢字で「百舌鳥」と書く。

山荘の樹に止まるモズは、ホホジロの声や鶯、スズメの声を真似る。南信州の実家では、家の周りに毎年のように営巣された巣を見た。

ある時は、交尾しながら少し太い声で鶯の真似をしていた。

求愛行動は変わっていて、メスが複数のオスの縄張りを巡って気に入った相手を決めると、柔らかな小鳥のような鳴き声で体を震わせてオスに甘えかかる。





しかしこうして番いになったモズであるが、一つの巣の中の仔のDNAを調べた結果異なった複数のオスのDNAが確認されたといわれ、厳格に一夫一婦が守られているわけではない。





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最終更新日  2013年09月21日 14時20分06秒


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