ひこじいさんのブログ

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2013年10月05日
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町中に金木犀の香りが漂うようになると、松茸の発生が最盛期を迎える。

キノコ狩りの季節到来となったが、ある種のキノコは健康増進や特定の病気に効くと言われ、多くの信奉者がいる。
例えば、サルノコシカケ・トウチュウカソウ・アガリスク茸などである。

昭和40年代に、巷で大ブームとなった健康食品に紅茶キノコがあった。
キノコの名前が付いているが、キノコとは関係なく実態は産膜性菌のコロニーが形成したセルロースゲルである。

紅茶キノコは、シベリアで伝統的に飲まれている発酵飲料だといわれる。

怪しげな健康食品が流行する時には、その効能として高血庄・肝臓・胃腸・慢性腎炎に効き、難治の水虫が治ったというようなもっともらしい風聞が流れる。


紅茶に砂糖を加え、そこに親菌株を植えて2週間ほどすると増殖してくる。

紅茶キノコには、口腔・腸管・女性器などに存在する乳酸桿菌属(ラクトバチルス・アシドフィルス)が含まれていることが確認されている。




紅茶キノコブームは1974年に刊行された、中満須磨子「紅茶キノコ健康法」(地産出版)により火が着き、家庭で簡単に栽培できたことに加えて口コミもあって瞬く間に広まった。

著作は中満須磨子とされているが、実際は埼玉新聞論説委員の小川清がゴーストライスターであったことが知られている。
裏を返せば紅茶キノコは、マスコミ人によって仕掛けられたブームであったのだ。

欧米でもKombuchaと呼ばれて、健康飲料として売られている。マンゴー味やストロベリー味といった、欧米向けに加工されているものもあるようだ。

含有されるラクトバチルス・アシドフィルスや消化酵素であるブロメリン及び蛋白分解酵素のパパインが消化器官全域にわたって毒素を中和し、免疫機能を高めさらにビタミンB群の生産も行うと宣伝され万能薬の趣がある。

つくり方は簡単で、一割の砂糖入りの紅茶を冷まして菌塊を加え、フタ付きのビン詰めにして冷暗所で二週間ほど保存する。
表面に簿い膜ができたら完成で、一日カップ一杯程度を飲むのだという。

当時多くの人が飲用したと思われるが飲用によって副作用が出たとの報告は無いが、ブームが去った後には一部に有害説が出た。

紅茶キノコの成分分析からは、特に人体有害物は産生されていないことがわかったが、この程度の乳酸菌や酵素を飲用しても、言われているような効能を発揮するとはとても思えず、「鰯
の頭も…」の類ではないだろうかと思われる。

当時、職場にも机の下の書類の間で培養して飲用している人がいたが、知らないうちにいつの間にか飲むのを止めていた。









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最終更新日  2013年10月06日 06時49分09秒


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