ひこじいさんのブログ

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2013年10月06日
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世の中には、奇妙な食品を生み出す人がいる。「酢卵」と言われるものも、その一つであろうか。

卵は卵殻・卵殻膜・卵白・卵黄から構成されていて、卵殻はカルシウムであり卵白の大部分はタンパク質である。

卵は経済の優等生で、栄養学的には完全栄養食品と言われる。
社団法人日本養鶏協会によると、卵には脳を活性化しアルツハイマー病予防が期待され、生活習慣病予防、抗酸化作用・美肌・風邪の予防などの効能・効果があるという。

一方、酢の効能効果として東京農大の小泉幸道は、食欲増進・カルシウム吸収の促進・内臓脂肪の減少・血糖値の上昇抑制・血圧降下の6つを挙げている。

世の中には自称料理研究家がいて、卵と酢の効能についてこれ以外にもさまざまに並べ立てている。

そこで、この二つの食品を合体させたらより一層体に良い食品となるに違いないとの発想でできたのが「酢卵」ではないだろうか。

食酢の中に良く洗い水を拭き取った卵を漬けこみ、卵殻が溶けたら出来上がりというものだ。

卵殻はカルシウムなので、酢酸によって溶解する。卵殻が溶けた後には、卵膜に包まれたプヨプヨした卵白と卵黄が残る。



昭和40年代の終わり頃、職場の同僚が机の引き出しの中で作っていて味見した事がある。
全く美味いものではなく、同僚も何回か試した後知らないうちに止めてしまった。

一部の人は、酢卵に使う卵は烏骨鶏の卵で無いと効果が無いのだと言う。


この酢卵には、想像していたように沢山の効能効果が謳われている。

これらについてさまざまに文献を探してみたのだが、効能効果の研究や鶏卵と烏骨鶏卵との比較実験の論文は見当たらない。
したがって、巷間伝わる効能効果のほとんどが伝承や想像の産物ではないかと思われる。

現在、酢卵で健康被害が発生したとの情報は無い。
しかし、食品とされているうちは良いが、薬と間違えるような効能や効果をうたった場合、それを信じた人は反って健康を害することになるかも知れない。

宗教とは異なるのであるから効果効能をうたうのであれば、少なくとも納得できるだけの数の「治験」や「実験」を経た上で公にすることが必要であろうと思うのだが。





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最終更新日  2013年10月06日 12時12分56秒


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