ひこじいさんのブログ

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2013年10月19日
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秋が深くなると、山荘の庭に咲くリンドウが目につくようになる。
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15年ほど前知人の山中湖の山荘へ遊びに行った折、隣の草地の至る所に生えていたものの何株かを採取してきて鉢植えにしていたものを、我が家の山荘が完成した際に庭に移植したものである。

なぜか移植した場所を脱走して、今では家の周囲の何か所にも花を咲かせるようになっている。

咲き終わったホトトギスの群生した中に、紫の花を上向きに咲かせる風情は何とも言えない趣がある。

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子供のころは、信州の山の畑の周りでいくらでも目にしたものだが、今は滅多にお目にかかれなくなってしまった花である。

リンドウ属の多年生植物で軽井沢高原や、開田高原などで良く見ることができ、高原の多いさわやかな信州のイメージにふさわしいとして昭和41年に長野県の県花に指定された。

古くから薬草として利用されて来たことから、はえやみぐさ(疫病草、瘧草)とも呼ばれた。
この花は、本州から四国・九州の野山に自生している。

花に太陽光が当たった時だけ、釣り鐘型の美しい紫色の花を開く。


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ひとつの株から花茎が1~数本のびるが、草丈50cmほどの細い茎は直立することが少なく多くは地面近くに這ってしまう。

かつては全国の水田周辺の草地や堤防などにたくさん自生していたが、数が少なくなって自然の状態で目にすることは難しくなった植物である。

リンドウは薬用に利用され、根茎は淡黄色で少し肥大して長くのび多数のひげ状の根を持つ。根には、強烈な苦味を持っている。

花屋で売られているものはエゾリンドウの栽培品で、花の数も多く見事に咲き根茎もリンドウと比較して太く大型である。

リンドウの漢字表記の竜胆は、リンドウの根が熊胆(クマの胆)より苦いということから、竜の胆として竜胆(りゅうたん)の名前がついたとされている。

生薬竜胆(りゅうたん)は、健胃を目的として用いられる。
苦味成分(ゲンチオピクロシド)は舌の先を刺激して大脳反射により胃液の分泌を盛んにし、さらに直接胃壁を刺激して胃液の分泌を促進する。

戦前戦後には胃薬に利用するため、農家の庭先に干されたリンドウやセンブリを良く目にした。

日本では元々は炎症に処方されていたものが、西洋医学が日本に入り洋薬が使われるようになってから胃薬として処方されるようになったものである。

イタリアではすでに紀元前167年ころから、健胃の目的でリンドウの仲間であるゲンチアナ・ルテアの根を使用していたと言われる。

さし芽、株分け、タネまきで増殖がかのうである。


5~6月に茎の先端を5~8cmの長さに切り、土に挿す茎の葉を取り除き鹿沼土を入れた鉢に挿す。日陰で乾燥させないように管理すると1か月ほどで根が出る。

花後の鞘全体が茶色に変色するか、自然に裂けた頃にタネを採取し、3月上旬頃に播種する。


石ばしる 水のかかりの音立てて 紫冷やき竜胆のはな    白秋



  花言葉  悲しんでいるあなたを愛する
(群生せず、一本ずつ咲く姿からついたものといわれる。)





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最終更新日  2013年10月19日 10時55分49秒


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