ひこじいさんのブログ

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2013年10月26日
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40年も前に都内某区の緑化まつりでもらって植樹し、今では3mにも成長した我が家の生け垣のクルメツツジ「飛龍の舞」が、今年も10月中旬になって大量に花を咲かせた。

IMG_0001 (10).jpg

春の花が季節でもないのに秋口に再び咲くことを、狂い咲き・二度咲きまたは帰(返)り咲きともいう。

植物の開花は種によって一定の季節・時期が定まっているが、これは日長その他の条件によって支配されている。

それらの条件が乱されると、本来の開花時期と異なった季節に花を咲かせることがある。

植物の開花の時期の決定は、花芽の形成を誘導するメカニズムと、開花するまでの環境条件との二つによって決まることが判明している。

通常花芽は落葉した状態で休眠して、冬の寒さに耐えるようになっている。この休眠を誘発する物質は葉で作られ、花芽に移動するとされる。

狂い咲きは植物個体のごく一部分であったり特定の個体だけのことが多いことから、一定の環境条件が整ったとしても個体によっては必ずしも花芽形成して開花にいたらないことの方が多い。

狂い咲きは夏の終わりか秋の初めごろ、強風によって葉が吹き飛ばされて丸坊主になってしまったとか、アメリカシロヒトリなどの毛虫が大量に発生して葉が無くなってしまったときに起こりやすいと言われる。

IMG_0002 (8).jpg

桜や梅などの落葉樹の場合は花芽ができた後の葉に、「成長抑制ホルモン」が作られこれが花芽に移動する。



成長抑制ホルモンは冬の寒さに当たることで破壊され、花芽の成長を始める準備が整う。

これを、「休眠打破」とよんでいる。

冬の寒さに当たると成長抑制ホルモンが破壊され、その後の気温の上昇で花芽が成長し開花する。

葉で作られた成長抑制ホルモンが花芽に移動する前に葉が落ちてしまうと、ホルモンが花芽に届かないのでその後の温暖な気候に遇うと花芽が目覚めて開花してしまう。

このように狂い咲きが起きるには、成長抑制ホルモンが葉から花芽に届かないことと、暖かさに当たることの二つの条件が重なることが必要であると言われる。


クルメツツジは落葉樹ではないので、少なくとも落葉と植物ホルモンの直接的な影響は無いと思われる。

IMG_0005 (6).jpg

然も毎年春秋の2期に咲き、隣り合わせで植えられていて全く環境条件が同じ同種のクルメツツジには花が咲かない。

我が家のクルメツツジの開花には今年の夏の猛暑が多少影響しているとは言え、二期咲きの性質を獲得したのではないかとも思われる。



植物には、解明されていない不可思議な現象がまだまだ多い。





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最終更新日  2013年10月26日 08時22分57秒


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