ひこじいさんのブログ

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2014年04月24日
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遠目にはかつての菜種の花だが、子細に草姿を見れば緑肥と景観用に栽培される「シロカラシ」の花である。この場所には満開の菜の花を見に来る人の姿も無く、景観用では無く緑肥としての栽培であることが分かる。

「菜の花」や「菜っ葉」の菜は、「茎などを食料とする草本類の総称。今は主としてアブラナ類の植物、即ちアブラナ・コマツナ・シャクシナ・ハクサイ・キョウナなどをさす。あおな。―広辞苑」と出ている。

したがって「菜の花」とはアブラ菜類に咲いた花という外に、アブラナ科の花を食べる植物という意味もあり食用には花序や若芽が利用される。
在来種アブラナ系では蕾のついた頭頂部を、セイヨウアブラナ系では蕾が無い脇芽部分を利用する。セイヨウアブラナは固く筋っぽいが、在来種より苦みが少なく甘みが強い。

春の田園に行けばどこでも見られた一面が黄色に広がる菜の花畑は見応えがあって、戦後の暫くは春の代表とされる風物詩であった。

現在は菜種油採取用のアブラナ畑は見られなくなったが、白花を咲かせる大根以外のカブ・キャベツ・コマツナ・野沢菜などアブラナ科の野菜も黄色い花を咲かせ、菜の花畑として見ることができる。

房総半島の早春に咲く花はアブラナやカブ・ハクサイなど、青森県横浜町では採油用のセイヨウアブラナ、信州下高井郡地方ではノザワナの花が多い。

丈夫で川原や荒れた土地にも繁茂しているのはセイヨウカラシナで、かつて堤防強度の低下予防のため除草剤撒布をして駆除していた時期がある。


生のまま土壌にすき込む作物を緑肥作物といい、化学肥料の代わりとして世界的にも古くから利用され、ヨーロッパではクローバーをすき込んだ後に小麦を、アメリカではアルファルファやダイズを緑肥にしてトウモロコシを栽培していた。

緑肥は粗大有機物としてだけでなくアレロパシーの効果として、有害線虫類の抑制・土壌の過剰塩類除去・病害・雑草防除等の土壌改良に有効であると言われている。

緑肥作物としては、イネ科・マメ科を主体にキク科やアブラナ科等が様々な用途で利用されている。
アウブラナ科では、特にシロカラシが景観・緑肥用として多用されている。花が黄色なので、別名はキカラシとも呼ばれる。シロカラシの名前の由来は、クロカラシに比べて種子が白っぽいところからとされる。


菜の花は身近な春の光景として親しまれ文学や俳句・歌にも登場している。明治以降に文学作品などに登場する菜の花は、セイヨウアブラナのことであろうと思われる。


菜の花や 月は東に 日は西に   蕪村


花言葉は  元気いっぱい  快活な愛  競争  小さな幸せ






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最終更新日  2014年04月24日 10時03分44秒


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