ひこじいさんのブログ

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2014年04月30日
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義経の愛妾静御前は元白拍子で徒然草第225段には、「多久資が申しけるは、通憲入道、舞の手のうちに興ある事どもを選びて、磯の禪師といひける女に教へて、舞はせけり。白き水干に鞘卷をささせ、烏帽子をひき入れたりければ、男舞とぞいひける。禪師がむすめ靜といひける、この藝をつげり。これ白拍子の根源なり。…」とあり、白拍子の起源は磯禅師とその娘靜によって興ったと書かれている。

吾妻鏡によれば、頼朝から鎌倉の鶴岡八幡宮の神前で舞うことを命じられた静が、「しづやしづ 賤のをだまきくり返し 昔を今になすよしもがなと」義経を慕って歌った様子が詳しく描かれている。

この静の名前のついた、山野草がある。ヒトリシズカと近縁種のフタリシズカである。

ヒトリシズカは各地の森林の湿った樹蔭に良く見られる多年草で、頂部に対生する2組の葉を持ち4枚の葉が輪生しているように見える。

ヒトリシズカには花びらがなく白いブラシのように見えるのは雄しべで、雌しべは雄しべの根元にある。
別名を吉野山に舞う静御前に見立てた吉野御前、あるいは眉掃草と呼ぶ。花穂の形は、眉を掃くブラシに酷似している。

2組の4葉の間から立ちあがった雄しべの姿を、鶴岡八幡宮の神前で義経を恋い偲んで舞う静御前に擬えたもので花穂が一本立つのを一人、これに対比させて二本のものを二人静と名付けたものである。

14年前山荘が完成した時に植えた一株が、最初植えた木陰になる場所から脱走して日当たりの良い石段の隅を勝手に終いの棲みかと定め今では40本以上も花茎を伸ばす大株となった。

昨年は5月中旬の強い晩霜で、開花中の地上部が全て黒く変色して枯死してしまい、その後何とか芽吹いたものの真夏の45日間の雨無し干天で、夏の間に早くも地上部がすっかり枯死してしまった。



ヒトリシズカは茶花としても人気があって、ポット植えのものが1200円ほどで売られている。


     花言葉      静謐  隠された美





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最終更新日  2014年04月30日 07時58分16秒


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