ひこじいさんのブログ

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2014年05月23日
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森進一はユウスゲを♪「ゆうすげは 淡い黄色よ 夜に咲き 朝に散る花…」と唄っている。ユウスゲの別名は黄菅(キスゲ)である。ユウスゲはユリ科であり、百合に似た大輪の黄色の花を夕方咲かせ早朝には凋ませる。名前の由来は花が夕方開いて、葉が細くて菅草に似ているところから付けられたものである。

ところが畑地で誠に厄介な雑草に、ハマスゲという似た名前の多年草の植物がある。
もともとはこの雑草が海岸付近の砂地に多いことから付いた名前であり、乾燥地した土地に生えるカヤツリグサ属の植物でユリ科のユウスゲとは何の縁もない。

どこにでも生える雑草なのだが一方では薬草として古くからよく知られ、正倉院に保管される薬草中にも見つかっている。生薬は香附子(こうぶし)と呼ばれ、秋から翌春にかけて肥大した根茎を掘り取って乾燥させたものを用いる。漢方で健胃、浄血、通経、沈痙の効能があるとされる。精油を1%ほど含み香蘇散、女神散などの漢方方剤に配合される。

山荘の菜園が猿・猪・鹿・ハクビシンなどの食害を受けて、殆ど収穫が不能となってしまったので自宅近くの市民農園を申し込んで動物の食害を受ける作物をこちらで作って楽しむことにした。
市民農園は3年が期限で、申込者が多いため抽選に当選しなければ借りることができない。
抽選には外れたものの、辞退者が出て繰り上げで借りることができた。昨年まで借りていた人は2月に期限が切れ、大型トラクターが入って整地し新たに区切られた区画が割り当てられた。

当初は分からなかったのだが、この市民農園はハマスゲの大群が席巻しておりそれを掻きまわして整地したため、5月を過ぎて猛烈な勢いで芽吹いて来た。

ハマスゲは地下に塊状の茎を持ち、細い紐に似た匍匐茎を伸ばして広がる。葉は菅に似て細くて長く、それほど硬くなくてザラつかない。幅は2~6mmで先端はゆるやかに垂れる。

驚異的な繁殖力に加えて、荒れ地や乾燥した過酷な環境でも生育する生命力を持っている。熱帯から亜熱帯域に広く分布し、わが国には北海道以外の全土に繁殖している。

もともと砂浜に多かったところからその名前が付いたものであるが、今では庭や道端・耕作地で見かけることが多い。

5月頃に芽を出し、夏から秋に種子をつける一方で、地下茎を伸ばし先端に堅い塊茎を作り繁殖する。種子を作り塊茎でも繁殖をするので、放置すると手に負えないような群落を作る。

山荘の菜園に蔓延ったスギナを退治するため一本一本のスギナに除草剤のラウンドアップを塗布したが、ハマスゲも竹のように細根によって繋がっているので、駆除にはグリホサート系の除草剤を塗布するのが最も推奨される。この除草剤は土壌中では速やかに分解してしまうので、作物にとっても優しいと言える。

手荒れ防止のため、直接薬液に手が触れないようにゴム手袋をした上から軍手をはめる。調整した除草剤の液に軍手をはめた手を浸して、ハマスゲの葉に擦りつける。

根で繋がっている部分は、全て枯れてしまうという。しかし、春先トラクターで掻きまわした畑では塊茎の殆どがバラバラになって独立しているため結局全てに塗布することになる。

天気が定まったら早速実行だが、成果は改めて報告したい。





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最終更新日  2014年05月23日 08時44分24秒


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