ひこじいさんのブログ

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2014年05月28日
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この場合単にどちらもよく似ていて見分けが付き難いというのでは無く、優れていてとか美しくてという前提が付く。

漢字で「菖蒲」と書いてアヤメともショウブとも読ませるがこの二つは別属の植物で、さらに花菖蒲はノハナショウブから選抜されたもので同じアヤメ科ながら性質が異なっている。

5月の節句に風呂に入れるショウブはサトイモ科に属し、アヤメ科アヤメ属とは全く異なった植物である。菖蒲湯の菖蒲は葉がアヤメに似ているところからハショウブとも呼ばれることがあり、食品のキリタンポを細くしたような黄色い見栄えのしない花を咲かせる。

「いずれがあやめ…。」は美しい花を咲かせるアヤメとハナショウブに加えて、似た花を咲かせるカキツバタの花がどちらも似た花形をしていて綺麗で甲乙が付けがたいことを言ったものであり、ここには当然ながらショウブは入らない。

ハナショウブは葉が菖蒲に似ていて、美しい花を咲かせるところからその名前が付いたという。

アヤメ(菖蒲、文目、綾目)はアヤメ科アヤメ属の多年草で、全草に皮膚炎・嘔吐・下痢・胃腸炎を起こす有毒成分イリジェニンなどを含有する。花弁の付け根に、網目模様が見られるところから付けられた名称との説が一般的である。

カキツバタ(燕子花、杜若)も、同じアヤメ属の植物である。カキツバタから抽出した色を布などの染料に用いたことから、「書付花」と呼ばれていたものが転化したものとされる。

アヤメは乾燥地を好み、カキツバタは水辺などの湿地帯を好む。その中間の性質を持つハナショウブは、畑地でも湿地でも栽培できる。水辺で咲いているのはカキツバタかハナショウブで、畑で咲いているのはアヤメかハナショウブである。



最も古くから言われている見分け方はアヤメには外花被片に網目模様があり、カキツバタには白い斑紋があって一般的に葉の幅が広い、黄色い斑紋があるものはハナショウブとされる。

他の2種に比べて目にする機会は比較的少ないカキツバタであるが、根津美術館が所蔵する光琳の代表作「燕子花図」屏風はカキツバタの群落を書いて有名である。


山荘の庭に異なった花色のアヤメ、3色が咲きだした。濃い紫の花を咲かせるものに加えて、一尺ほどの草丈の普通に見られるものと白色のアヤメである。

これらの花に2週間ほど遅れて、近隣の野原や林地の縁に野生のアヤメも咲きだす。

改良されて変化に富んだ色彩を持つジャーマンアイリスやハナショウブと比較して、野性味の感じられるアヤメには何故か心引かれるところがある。





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最終更新日  2014年05月28日 09時20分16秒


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