ひこじいさんのブログ

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2014年09月05日
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10数年前に親戚からお盆の飾りに使った後の丹波ホウズキの実を一個貰い受け、山荘の菜園の片隅に蒔いた種から繁殖したホウズキが菜園の1/7以上に広がってしまった。

今年はついに除草剤ラウンドアップを散布して、菜園の中心部から撤退を願った。それでも隅に生き残った個体が、8月を過ぎて赤く色づいて来た。

ホオズキ(鬼灯・酸漿)はナス科の多年草で、一般的には鬼灯と書かれることが多く別名は輝血(カガチ)古名は奴加豆支(ヌカヅキ)と言う。

東南アジアが原産地で、温帯の南欧やアメリカ大陸などには近縁種が自生している。
観賞用・食用として栽培され、赤い提灯がぶら下がったようで愛らしいところから、古くから親しまれてきた植物である。

ソメイヨシノが咲く頃地下茎から芽を伸ばし、5~6月頃には茎の各節に殆ど白く見えるクリーム色の花を咲かせる。

受粉すると果実と一緒に萼も大きく成長し、袋状になって果実を包み込む。育った緑色の萼は8月頃になると、実と共に綺麗な朱赤色となる。

東京のお盆行事は7月に行われ、浅草寺のほおずき市も同月9日と10日に行われる。
この時期に売られる真っ赤に色づいたホウズキは、収穫15日前に2-クロロエチルホスホン酸(エスレル10)という植物成長調整剤を撒布処理して着色し出荷調整したものである。



ホオズキ栽培で最も注意しなければならない害虫は、「ホウ」と呼ばれるホウズキカメムシである。大豆等に着く緑色のカメムシと異なりカメムシ特有の異臭は出さないのだが、茎から葉・袋までギッシリと群がる灰色をしたカメムシはホウズキの大敵で、放置すると実がつかなかったり酷くなると木を枯らしてしまうこともある。

ホウズキの名前は、果実の中身を取り出して袋にしたものを口に入れて鳴らして遊ぶ様子が頬を突き出しているように見えるところから「頬突き」→ホオズキに、あるいはこの植物につくカメムシの「ホオ」が好きな植物だから「ホオ好き」の名前になったという説もある。

因みにこのカメムシには、ホウズキカメムシの和名がついている。

中国語では酸漿のほかに金灯・錦灯籠などと呼ばれ、英語ではその見たままにChinese lantern plant(提灯植物)と呼ばれている。

ナス科植物は全草にアルカロイドを含んでおり、平安時代から鎮静剤として利用されてきた。
新撰字鏡には酸漿として、「五月採實陰干蛇心益氣  加我弥吾佐臨監奴二陣支」の記載がある。

ホウズキの地下茎は、生薬名を酸漿根という。酸漿根には子宮の収縮作用があるヒストニンが多く含まれ江戸時代には、堕胎剤としてこれが利用されていた。

ホウズキは日当たりの良い場所に植えて、ナス科の植物との連作を避け水切れの注意とカメムシ退治に気をつければそれほど栽培は容易である。

世界の温帯地域に80種類ほどが知られているが、園芸品種では実が大きくて赤く色づく時期が早い丹波ホウズキヤ名古屋大実ホウズキに人気がある。



鬼灯や 野山をわかつ かくれざと   万太郎



花言葉     偽り  ごまかし





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最終更新日  2014年10月11日 09時15分41秒


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