ひこじいさんのブログ

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2014年10月20日
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一頃多かったネコの徘徊が、極端に少なくなって庭を荒らされたり糞をされることがなくなった。


一般社団法人ペットフード協会が平成25年に実施した実態調査によると、イヌの飼育頭数は10,872千頭でネコは9,743千頭だったという。

ペットと言えば昔から犬と猫がその双璧であるが、ネコが飼育されるようになったのはイヌよりずっと遅く平安時代とされている。

日本では「日本霊異記」に、ネコが初めて登場する。
宇多天皇の日記「宇多天皇御記」に、元慶8年(884)に唐土から贈られた黒ネコをかわいがったことが記されている。

これが平安末期になると庶民の間でも飼育されるようになり、その頃に二つの伝説が生まれた。
一つは年経た雌ネコが化物になって人を害するという猫股伝説で、他の一つはネコが品物を持ってきて長い間の飼育に報恩する話である。

猫股は日本の民間伝承や古典の怪談・随筆などで取り上げられているネコの妖怪で、尾の先が二つに割れているとされる。



徒然草89段では「奥山に、猫またといふものありて、人をくらふなる」と人の言ひけるに「山ならねどもこれらにも猫のへあがりて、猫股になりて人とる事はあなるものを」といふ者ありけるを何阿弥陀仏とかや、連歌しける法師の…」と記されている。

後段は連歌の会で遅くなった夜半に、何阿弥陀仏という法師が我が家を目指しているところへ猫股が出て飛び付かれ泡を食って川の中へ転げ落ちてしまった。
近隣の人たちが松明を持って駆けつけ、川から引き上げてくれた。
後で良く見ると何阿弥陀仏が猫股だと思ったのは、自分の飼い犬で主人が帰ってきたので喜んで飛び付いたのだったという内容である。

将に「幽霊の正体見たり、枯れ尾花」の世界である。

江戸時代の怪談集「宿直草」や「曾呂利物語」にも、山奥に潜んでいて人間に化けて現れる猫股の話がある。

日本には越中国で猫股が人々を食い殺したといわれる猫又山、会津で猫股が人間に化けて人を誑かしたという猫魔ヶ岳のように猫股伝説が名前となっている山がある。

昔、猫股が黒部の山の中に追われ逃げてきて住みつき、たくさんの猫が集まって鳴き声が聞こえるなどの怪異があったのが猫股山の由来という。

また、猫股が出て人を食ったという伝説が、猫魔ヶ嶽の名前の由来として伝わっている。
釣り上げた魚目当てに老女に化けた雌猫を、郷士善右衛門が斬り殺したため山の主の猫王が報復としてその奥方を食い殺して樹上に吊した。怒りに狂った郷士が、宝刀で妻の仇を討つという粗筋である。


ネコについては猫股以外にも、化け猫伝説も多数残っている。


ネコの平均寿命は12年で、これはヒトの64歳に相当する。子供の頃信州では、この年を超えたネコは化けると聞いたことがある。


人間社会では絶えず、エボラ出血熱・デング熱など新たなウイルス感染症が次々と流行する。


ネコの姿を見かけることが少なくなったのは、ネコ社会に特有の感染症である猫白血病ウィルスや猫エイズウイルス感染の流行が原因になっている可能性も考えられる。




    猫の恋 やむとき閨の 朧月   芭蕉





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最終更新日  2014年10月20日 15時28分07秒


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