ひこじいさんのブログ

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2014年11月04日
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秋口に開催される盆栽市や地方の道の駅の山野草売り場には、必ずと言っていいほどカラフルな花色のダイモンジソウの鉢植えが売られている。

値段も凡そ千円以下と手頃なのだが、東京ではなかなか夏越しが難しい植物でもある。

日本中どこにでも見られる花とされているのだが、野生のダイモンジソウにはなかなかお目にかかれない。


先日箱根姥子温泉に泊った折り、バス停から続く急な坂道の石垣の間に点々と咲くダイモンジソウの群落を見付けた。
此のあたりには民家は少なく、別荘か会社の保養所がほとんどである。その所為か車はかなりの通行量があるのだが、歩く人の姿は殆ど見かけない。
余りに多く咲いていて雑草と感じているのか、路傍なのに摘む人もいないようである。

宿泊施設の西向き石垣の苔の間に生えているダイモンジソウを、数株分けて貰ってきた。


花弁の形が漢字の「大の文字」に似ているからとして、「ダイモンジソウ」の名前がつけられた野草である。
別名はイワブキ・ニワブキだが、離れて見る小さな葉が蕗の葉に似て見えなくもない。



根は短く分枝せず、根出葉には長い葉柄があり長い毛が生える。切れ込みのある円い葉は厚みがあって柔らかい。

株の中心から7~10月に30cmを超えるほどの高さになる花茎を出し、白色から紅色まで様々な色の花径2~5cmの花を次々と円錐状に多数咲かせる。

花弁は上側の3弁が長さ3mmほどの楕円形で、下側の2弁が長さ1cmほどにもなる線状楕円形となり「大」の字の形になるが、上向きに咲く花の花弁はほぼ同じ長さになる。
雄しべは上側の花弁程の長さで10個あり、葯は橙赤色または暗紅色になる。果実は卵形のさく果で長さ5mmほどになる。

山岳地帯から亜高山付近の湿った岩場や草原に生える多年草で分布域が広いため数多くの変種があり、変化に富んだ野草である。
標高の低い場所では光のあまり当たらない渓谷の岩場などに自生し、標高の高い場所では陽のよく当たる岩肌などにも自生する。

鉢で育てる場合には気温があまり高くなく冷涼で、湿り気があって水捌けのよい環境に置けば失敗しないと言う。

現在は園芸種として各地のさまざまな原種との交配で、花色や特長の変化が豊富なものが作出されていて大変人気を集めている。

生育期の春から6月頃にかけてと、9月以降は日に当てて育てる。半日ほどは日差しの確保できる場所がよく、真夏は直射日光を避けて明るい日陰で風通しのよい場所に置いて涼しい環境で育てる。

冬~春にかけては葉や茎が自然に枯れて休眠に入るので、凍結させなければ枯死することはない。休眠中乾燥気味に育てるのは、他の植物と同じである。固形発酵油粕を芽の出る時期と花後に、株から離して置く。

植え替えは春の芽出しの頃が適期だが、採取したのが秋だったので植え傷みを承知の上で鉢に植えた。


現在殆ど花が終わってしまっているが、しっかり根付いて来年また優美な花に逢えることを念じている。

  11月8日の花で、5月12日の誕生花とされている。


     花言葉  恋の訪れ、自由





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最終更新日  2014年11月04日 09時57分16秒


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