ひこじいさんのブログ

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2014年11月12日
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ハンカチが種に.jpg

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ハンカチは手拭きとして日常的にあるいは、男性が正装する際の装飾用としても用いられている。
以前はhandkerchiefの綴りからハンケチーフと呼ばれ、ハンケチと略称されていた。

紀元前3000年頃のものと思われる麻製の布が発掘されているので、その頃にはすでにハンカチが存在していたとされる。

ハンカチの形態は円形や長方形など様々で刺繍や豪華な飾りで贅を競う持ち物であったとされるが、フランス王妃のマリー・アントワネットが用いてから現在の形状になったとされる。

明治時代以降になって洋装が導入されたことによつて、漸く日本でもハンカチが普及するようになった。


芥川龍之介は作品「手巾」で悲しみを表す小道具として登場させ、徳冨蘆花の「不如帰」では浪子が家の門で出て行く武男に向かってハンカチを振る。

映画では「幸福の黄色いハンカチ」が、「高原列車は行く」・「水色のワルツ」・「赤いハンカチ」・「木綿のハンカチーフ」などの歌ではハンカチがモチーフとなっている。


戦前は一高が起源とされる破履・破帽・腰手拭いが学生の象徴とされ、質実剛健・エリートを気取った全国の学生は大いにこれを真似たものである。

手拭いは文字通り手や、汚れたものを拭いたりするものである。



いつの間にか弊衣・マント・破帽・高下駄・腰手拭い・長髪の蛮殻気風が廃れると、腰手拭いを見なくなり用途が同じハンカチを持つようになっていった。



ヤマボウシやハナミズキと同じミズキ科の仲間に、ハンカチノキと呼ばれ樹高20mにもなる中国雲南省が原産とされる落葉高木がある。

ヤマボウシは花に白や赤の比較的大きめの4枚の苞を付けて花弁に見えるが、ハンカチノキではさらに巨大な白い2枚の苞が付くので良く目立つ。

苞にはハンカチとしての実用価値は全く無いのだが、ハンカチをぶら下げたように見えるところから「ハンカチの木」とか「幽霊の木」などと呼ばれている。

花弁はなくハナミズキのような頭状花序になり、沢山の雄花と1個の雌花が1つの球形をつくり大型の2枚の苞に抱かれるような形で開花する。

植えてから10年以上、樹高3mほどにならないと開花しない。果実は西洋クルミに似た堅果で、複合果となる。

花は咲き始めから1週間前後が見頃でその後は苞が落ちるが、雄花序苞は2枚ついたままで落ち、両生花の苞は萎れて黄色に変色して2枚が離れ離れになって落ちる。

1990年初めに中国から苗木と種子が大量に輸入されたことによって、全国に広がったのだが花の時期が短いこともあって名前を知っていても花をつけたこの木を見る機会は少なく案外実物を見たことが無い人が多い。



まだ落葉した木は少ないのにハンカチノキは既に冬姿になって、枝先にはセイヨウクルミに似た実だけがついていた。
播種すれば芽を出すが、巨木になることと花を見ることはできそうにも無いので種子の採取は思いとどまった。





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最終更新日  2014年11月12日 12時14分56秒


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