ひこじいさんのブログ

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2015年01月09日
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司馬遷は武帝から死刑の決定を受けたが、死刑に次いで重い宮刑(外性器の切除)を受けることで助命され、後には皇帝の私的な秘書長である官職「中書令」に任じられた。

王侯将相いずくんぞ種あらんや・唇破れて歯寒し・狡兎死して走狗煮らる・先んずれば人を制す・将に将たり・断じて行えば鬼神もこれを避く・智者も千慮必ず一失あり、愚者も千慮また一得あり・忠言耳に逆らい、良薬口に苦し・天道是か非か・桃李もの言わざれど下おのずから小径をなす・謀を帷幄の中にめぐらし、勝ちを千里の外に決する・匹夫の勇、婦人の仁・寧ろ鶏口となるとも牛後となるなかれ・臥薪嘗胆・管鮑の交わり・完璧・鴻門の会・国士無双・左袒・屍を鞭打つ・鹿を馬となす(馬鹿の語源という説がある)・四面楚歌・酒池肉林・宋襄の仁・背水の陣・刎頸の交わり・流言蜚語・怨み骨髄に入る・曲学阿世・右に出るもの・士は己を知る者のために死す・雌雄を決す・傍若無人・満を持す・立錐の地なし・一敗、地に塗る・百発百中・鳴かず飛ばずなどは史記が出典となった故事・成語の一部である。

この中に有名な言葉、「嚢中の錐」がある。嚢中の錐は「史記の平原君伝」が出典で、「夫れ賢士の世に処るや、たとえば錐の嚢中に処るが若しその末、たちどころに見わる」とある。

戦国時代末の紀元前258年、趙の都邯鄲は秦の大軍に包囲された。趙は楚に救援を求めるために、平原君を使者に立てた。平原君は日頃から多くの人材を集めており、その中から二十人を同行させることにし十九人を選んだが最後の一人に誰を選ぶかどうしても決断がつかなかった。

その時、食客の毛遂が自ら名乗り出た。これを聞いた平原君は、「賢人は譬えば袋の中の錐のようなもので、その穂先はすぐに嚢から飛び出して現れてくるものだ。しかし、毛先生を褒める人が誰もいないのでは賢人とは言えない。今回は残ってもらう。」といった。

そこで毛遂が、「私は今日こそ、袋の中に入りたい。私を早く袋の中に入れておけば、穂先どころか柄まで突き抜けておりましたでしょう。」と重ねていうので毛遂を同行させ、道中他の者と議論させて見ると誰も毛遂に敵う者がいない。

楚に着いて同盟の交渉に入ったが、なかなか話が進まなかった。そのとき毛遂が進み出て、楚王に同盟の重要性を説くと即座に盟約が成立した。

無事に楚との合従同盟を果たして帰国した平原君は、「わしはもう二度と、男の器量の見立てはしない。毛先生を、すっかり見損なっていた。毛先生の弁舌は、百万の軍にも勝る」と褒め称えた。




この言葉は平原君が毛遂を否定するのに譬えて使った言葉で、毛遂自身は自分の能力が勝っていることを直訴している。

逆の意味を持つ言葉に、「出る杭は打たれる」がある。杭は釘でも同じで、浮き上がって来た杭は打ちこんでおかないと危険である。





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最終更新日  2015年01月09日 13時04分21秒


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