ひこじいさんのブログ

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2015年01月08日
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気象庁は年末の長期予報で今年の関東地方はエルニーニョの影響で暖冬か例年並みと言っていたが、年末からずっと低温状態が続いている。

厳しい寒さの冬はこれからが本番になるが、寒さにメゲズに我が家の庭には蕗の薹が頭を出した。2月中旬まで待たないと、採取するには未だ小さくて食べるところが無い。

蕗の薹の臺(たい)は音ではダイ・タイ、訓ではとう・あぶらな・はますげである。

臺は高と至が合体したもので、高は下部がアーチ状の楼門形式の建物の意味である。臺・室・屋もそれと同じ、神聖な建物を表している。

臺は台の旧字とされるが、北海道雨竜郡幌加内町に蕗之台(だい)の地名があるがフキノトウは「蕗の臺」と書き「蕗の台」とは書かない。

臺は野菜類の花のつく茎がのび出たもので、花のつく台座をいう。菜類では薹が伸びはじめると、葉が堅くなり食用にならなくなる。

このことから女性の盛りが過ぎて新鮮さがなくなる、あるいは適齢期が過ぎることを薹が立つという。

蕗の薹はフキの蕾で早春葉が出る前に、地下茎から直接出る。



フキノトウには、蕗の芽・蕗の花・蕗の姑・蕗のじいなどの別名がある。

花を見ればハッキリ区別がつくが、6月下旬頃に2千m以上の高山地帯の陰湿地に群生し葉がまるで蕗にそっくりな雄宝香の名前を持つ植物が見られる。

根茎の香りが龍脳香(宝香)に似てメタカラコウより花が大きく多いことから、オタカラコウの名になったとか。別に葉が蕗や石蕗(ツワブキ)の葉に似ているところから、ツワブキの別名「タカラコ」に雄や雌をつけたという説もある。

蕗はソメイヨシノが咲く頃には花茎を長く展ばして頭頂に白い花を咲かせるが、雄宝香は夏の終わり頃になってから大きな花茎を伸ばし菊に似た黄色い花を咲かせる。

葉の姿がよく似ていることから、頻繁に山歩きをしている人であっても雄宝香の花を蕗の花と誤認している人も多い。雄宝香は蕗と異なり、食用にはしない。


   莟(つぼみ)とは 汝も知らずよ 蕗の薹    蕪村

フキの蕾が「ふきのとう」であることを知らない多くの人がいることを、フキノトウ自身だって「蕗の蕾とは認識していないだろう。」と蕪村が皮肉って詠んだ句であろう。





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最終更新日  2015年01月08日 14時38分16秒


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