ひこじいさんのブログ

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2015年01月28日
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現在の沖縄では屋根にシーサーが乗っている風景を殆ど見ることはできないが、名護市役所の二階回廊の外枠にはズラリと並んでいる。

シーサーはスフィンクスや狛犬・龍・マーライオンなどと同じで、伝説の獣の像である。
家や人・村に災いをもたらす悪霊を入れないための魔除けの意味で、門や瓦屋根の上・村落の高台などに設置されるものでもある。

名前の由来は「獅子」を沖縄方言で発音したもので、形は古代オリエントから伝わったライオンでスフィンクスや中国の石獅子・日本の狛犬などと源流は同じだと言われる。

沖縄でのシーサーの始まりは、1689年とされる。火事が頻発するので占って貰った所、島尻郡東風平の八重瀬岳が影響しているので獅子の像を作って山に向けて設置すればよいとお告げがあった。
早速シーサーを設置したところ、火事の発生がなくなったと球陽(1743年~45年に編纂された琉球王国の正史)に記載されているという。

多くは狛犬・仁王・シーサーに見られるように、口が開いているものと閉じている像とが一対となっている。
口を開けている方は阿形、閉じている方は吽形と言う。


阿吽とは仏教の呪文(真言)の1つで阿は口を開いて最初に出す音、吽は口を閉じて出す最後の音であることから転じて「宇宙の始まりと終わり」を表し、さらに阿は「真実や求道心」を、吽は「智慧や涅槃」を表すとされる。

一般的に口を開けた像は雄で「福を招く」といって向かって右側に置き、口を閉じた像は雌で「災難を入れない」とされ左側に置かれる。しかし、雌雄の区別があるのかどうかについては、さまざまな議論がある。

現在は沖縄の原風景にあるような赤瓦と漆喰の屋根の家を殆ど見なくなったが、屋根の上にシーサーが設置されるようになったのは瓦葺きが許されるようになった明治以降とされる。
それまでは、寺社や城の門・御嶽(祭祀などを行う施設)・貴族の陵墓・村落の出入り口等に設置されるのみだった。

シーサーにはその役割によって、「宮獅子」・「村落獅子(御嶽獅子)」・「家獅子(屋根獅子、門獅子)」の三種類がある。


再建された首里城正殿の屋根には、大きな阿吽の龍が載っている。正殿前の大・小龍柱や内外の柱の多くにも龍が描かれている。
首里城の象徴は龍で、城内に一般に知られた形のシーサーの像を見ることは無い。

最初の門の前の両側に設置されている大きな狛犬に似た像と、正殿前石段脇の大・小の龍柱の後ろの欄干に十数体の小型の像が並べられている。

本土の狛犬に酷似しているが宮獅子に分類されるもので、14世紀後半に琉球と明の朝貢貿易によって伝わった石獅子が源流だという。

正殿欄干に並べられた十数体の石獅子のどれを見ても、同じ表情のものは無くまるで十六羅漢を見るようである。

中には両手を上げてチンチンをし、アッカンベーの惚けた表情をした像もある。







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最終更新日  2015年01月28日 10時09分05秒


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