ひこじいさんのブログ

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2015年01月27日
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オトギリソウ科は、約9属560種もの植物から構成されているという。これらの中には低木から草本、蔓性のものもあり、分布帯も温帯から熱帯までと幅広い。

草本のオトギリソウ・セントジョーンズワートなどは「小連翹」の名前で生薬とされる。
黄色い花が美しいビヨウヤナギやキンシバイなどは、観賞用として栽培される。

関東でも鉢植えとして園芸店で販売されているが、常緑高木のフクギ(福木)はオトギリソウ科に属する。
原産地はフィリピンとされ、日本には移入されたものだが八重山諸島には自生個体もあるという。

フクギは漢字で「福木」または「福樹」と書き表されるが、語源は不明である。恐らく「フクギ」の名称は、沖縄諸島から発生したものと考えられる。沖縄の島々では、フクジ・フクンまたはプクイキなどの別名でも呼ばれている。

沖縄では、防風林や街路樹として植えられる常緑高木である。幹は直立し、高さは20mになる。
長楕円形の葉は厚い革質で光沢があって対生し、4月~6月ごろ穂状花序に黄白色の花を葉の付け根に咲かせる。花が終わると、6~7cmにもなる球形果実がオレンジ色に熟す。

フクギは果物の女王といわれるマンゴスチンと同属だが、フクギの果実は食用にはされない。専ら、沖縄に生息するクビワオオコウモリの餌にされるのだという。



沖縄県本部町備瀬の「備瀬のフクギ並木」や久米島町真謝の「チュラフクギ」が有名である。

沖縄でクヮジバギ(火事場木)といわれるように、密植すると緑の壁となって火事の延焼防止にも役立つ。



備瀬のフクギ並木は美ら海水族館の先、本部半島先端部の弓型になった長さ1,100mもの海辺に沿った村落に形成されており古い樹の推定樹齢は300年という。

度々テレビや雑誌に取り上げられてすっかりメジャーな観光地となったが、本当に沖縄の空気を感じるには矢張り真夏の太陽の下が似合う風景である。

訪問時は生憎強風が吹く寒い日であったが、並木の中は風も無く観光客の二組ほどがチラホラと見え隠れするのみで、民家の庭には全く人影も見えなくひっそりと静まりかえっていた。

備瀬のフクギ並木の20mを超えるほどのフクギの防風林で仕切られ入り組んだ狭い路地は、全く久米島と同じで水牛車による遊覧ができるのも同じ風景である。

芋畑やサトウキビ畑が並ぶ並木の外から一歩並木の中の異空間に入ると今、備瀬にいるのか久米島に居るのかが分からなくなるほど似た風景である。







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最終更新日  2015年01月27日 10時45分59秒


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