ひこじいさんのブログ

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2015年10月20日
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紅葉の便りが聞かれるようになると、夏の間日除けとして頑張ってくれたヘチマの果実の収穫期である。
沖縄では、ヘチマをナーベラーの名前で呼ぶ。ナーベラーの語源は、ヘチマの完熟果実の繊維を「鍋洗い」に用いたことが由来とされる。

九州南部や沖縄では、若い果実の皮を剥いて汁物や煮物などにして食べる。

ヘチマ(糸瓜・天糸瓜)はインドが原産のウリ科の一年草で、江戸時代に渡来したと言われている。
果実から繊維が得られることから糸瓜(いとうり)と言われていたものが、後に訛って「とうり」となった。
江戸時代の人にも、シャレ好きの粋人が多かったのであろう。

「と」はいろは歌の「へ」と「ち」の間にあるので、「へ・ち間」の意味で「へ・ち・ま」と呼ばれるようになったのだという。

現在も漢字で「糸瓜」と書いて、へちまと読ませる。

果実は成熟と共に強い繊維が発達するので、これを取り出してタワシとして利用される。



繊維をタワシとして利用するには、外皮を溶かして繊維を取り出す必要がある。水中に1か月も浸漬すると外皮は腐るので流水で水洗いして乾燥させれば、繊維だけを取り出すことができる。


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科も網の成り立ちも全く異なるのに、同じように網を作る植物がある。

辞書や百科事典にもその名前は出てこないから、数寄者が勝手にアミホウズキと名前を付けて呼んでいるのに違いない。

ホオズキ(鬼灯、酸漿)は、ナス科ホオズキ属の多年草で別名カガチやヌカヅキとも呼ばれる。

根は生薬の、酸漿根と呼ばれている。ナス科植物の例に漏れず、全草にアルカロイドが含まれている。酸漿根には子宮の収縮作用を示すヒストニンが含まれており、明治時代まで堕胎薬として用いられていた。

ホウズキは、萼が袋状になって果実を包んだものである。この袋が赤く熟したら採取して水に浸漬して袋を腐らせると、萼の外皮が融けて網が袋状に残る。

ヘチマタワシと異なりホウズキには実用的な価値は無いが、繊細な網袋の中に赤い果実が透けて見える様子は、何とも言えない自然の造形の不思議さを感じさせてくれる。





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最終更新日  2015年10月20日 09時18分56秒


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