ひこじいさんのブログ

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2015年10月21日
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この虫でさすれば疣が消えるとの俗説があったことから、疣毟(いぼむしり)が「いぼうじり」となりさらに「う」が音変化してカマキリの古名となった。

平安時代末期に編まれた梁塵秘抄には、「囃せば舞ひ出づる疣毟、蝸牛」と出ている。

カマキリは中国では、螳螂と書いてtángláng(タンラン)と発音する。中国から出た、蟷螂の斧と言う言葉がある。

齊莊公出獵。有一蟲、擧足將搏其輪。問其御曰、此何蟲也。對曰、此所謂螳螂者也。其爲蟲也、知進而不知却、不量力而輕敵。莊公曰、此爲人而必爲天下勇武矣。廻車而避之。
(斉の荘公が狩りに行ったときにカマキリが前足を振り上げ車の輪を打とうとした。荘公が「これは何の虫だ」と問うと、「カマキリという虫で、進むことしか知らず、退くことを知りません。自分の力量をかえりみず相手に立ち向かっていきます」と答えたところ荘公は「この虫が人間だったら天下をとっていただろう」と言った)」とあるのに基づく。強がることの譬えにも用いる。) …「韓詩外伝」巻八

和名カマキリの名前の由来については「鎌切」という表記があることからわかるように、「鎌で切る」から「鎌切り」となったという説と、「カマキリ」は、「鎌を持つキリギリス」の仲間の意味で、この「キリ」はキリギリスの「キリ…」と同じだとする説とがある。

異名には、いぼじり・いぼむしり・かまむし・かまぎっちょう・おがみたろう・とうろう等があるが一般的にはカマキリと呼ばれ、漢字の蟷螂をカマキリと読ませている。

   蟷螂が 片手かけたり 釣鐘に  一茶


雄は細身で軽く飛んで移動するが、雌は雄より大きく身体が頑強で重いために雄のように飛翔することはなく翅は単に威嚇のためにだけ使用される。


雄も食べられまいとして雌の背後からソット近付いて交尾するのだが、それでも交尾中またはその後に雌が雄を食べてしまうことでも有名である。

動かない物や死んだ物には興味を示さず、生きた餌以外は食べない。
棘々の鎌状の前脚で獲物を捕えて、動けないように抑えつけた後大顎で齧って食べる。


小春日和で暖かい日には、住宅街の庭にも卵を持って腹の膨らんだ雌カマキリが姿を表す。動きは緩慢で、前足の前に指を出したり体に触らなければ攻撃してくることは無い。

長男が車の下に居たカマキリを道路の向かい側のブロック塀に移動させたところ、丁度下から這いあがってきたショウリョウバッタ(精霊蝗虫)と鉢合わせしてしまった。

哀れにもショウリョウバッタは一瞬のうちに抑え込まれ、カマキリの強靭な顎で噛みつかれ動かなくなってしまった。


次の山口誓子の俳句は2句とも「いぼむしり」と読ませている。

       蟷螂の 鋏ゆるめず 蜂を食む
       蜂舐ぶる 舌やすめずに 蟷螂  





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最終更新日  2015年10月21日 09時09分16秒


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