ひこじいさんのブログ

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2015年11月06日
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ピラカンサはバラ科トキワサンザシ(常磐山査子)属の種類の総称で、日本ではトキワサンザシ、タチバナモドキ、カザンデマリの3種類が多く栽培されており、これらをピラカンサと呼んでいる。
バラ科に属するが中国原産の落葉低木で、日本には比較的新しく観賞用として明治時代になってから導入されたとされる。


サンザシ(山査子)はピラカンサと同じバラ科に属するが中国原産の落葉低木で、日本には古い時代に導入されたとされる。熟すると赤くなる果実は生薬・果実酒・ドライフルーツなどに利用される。

ピラカンサの和名をトキワサンザシと言うのは、松や杉などのように常緑樹であるところから落葉しないサンザシの意味から常磐山査子の名前が付けられた。
「ときわ」は、常磐・常磐・常葉とも書かれる。

常磐木の 落葉踏みうき 別かな  虚子

ビラカンサはサンザシとは異なり常緑性の低木で、秋に艶のある赤い小さな果実を付ける。赤実種と黄色種が期本種である。

ピラカンサを、ピラカンサスと呼ぶ多くの人がいる。
Pyracanthaはトキワサンザシやタチバナモドキなどを含む属の総称で、これらを総称して呼ぶ場合複数形でSが付いてPyracanthasになったとする説がある。




サンザシの果実は生薬にされるが、ピラカンサの実は堅く渋い上苦くて食用にはならない。

果実にはバラ科植物が持つ青酸配糖体のアミダグリンを含有するので、小鳥は食べないのだとする最もらしい報告が複数あるがこれは全くの誤りである。

冬場になって木の実など小鳥の餌が無くなる頃、丁度ピラカンサの実が熟す。
例年12月の10日前後になると我が家のピラカンサには、ヒヨドリ・ムクドリ・ツグミ・メジロなどが連日大挙して実を啄ばみに集まり1週間ほどで一粒の実も残さず食べ尽くしてしまう。

小鳥の好物なのか或いは美味いかどうかはともかく、小鳥が餌にすることは確かである。


1月中旬に渡り途中のレンジャクが,長野県で60羽ほどが落ち死亡するという事件があった。
回収した51羽の食道・胃から摘出したピラカンサの実及び胃内容物と近隣地区のピラカンサの実から、シアンが検出された。
レンジャクから摘出したピラカンサの実を擂り潰してマウスに投与したところ、マウスが嗜眠状態に落ち入った。(長野県衛生公害研究所所長 藤島)

30年も前東京小金井公園の桜の実を啄ばんだ、ムクドリの雛数十羽が落ちて死んだとする事件があった。その時も、サクランボに含まれる青酸配糖体アミダグリン犯人説が出された。

不思議なことにピラカンサやサクラは毎年実を着け、小鳥も餌にしているのにその後纏まって死んで落ちたとする報告は無い。
恐らくバラ科の果実に含有される程度のアミダグリンでは、人の致死量にはならないと思われる。











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最終更新日  2015年11月06日 08時15分26秒


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