ひこじいさんのブログ

ひこじいさんのブログ

2015年12月09日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
IMG_2086.JPG



中学の国語の教科書で習ったこの歌は、初冬になって金色に輝く銀杏の落葉を見る度に思い出される。
作者は与謝野晶子で、明治三十八年(1905)明星一月号に発表した歌である。後年晶子はこの歌の五句目を改めたので、「丘の夕日に」と学んだ人も多い。


イチョウの名前は、鴨脚の中国語読みを語源とする説がある。漢字で銀杏・公孫樹・鴨脚樹と書き表すが、1綱1目1科のイチョウ属という珍しい植物である。

雌雄異株で、春に新葉の展開とともに穂状の雄花と花柄の先端に二つの雌花を開く。ソテツと同じように、運動能を具えた精子によって受精し結実する。

鴨脚樹は、葉が鴨の脚に似ていることが由来。種子を播いてから孫の代になって漸く種子を実らせることから公孫樹孫といわれ、銀杏、種子が杏に似て然も白いので、「銀色をした杏の種」の意が由来とされる。
日本へは薬種として伝来したとされ、室町後期の丹峯和尚の手紙文例集「新撰類聚往来」に記載が見られる。


黄葉する樹には、イチョウやポプラが知られている。

これらの木の葉には、緑色のクロロフィルと黄色のカロチノイドが含まれている。秋の初めまでは、カロチノイドはクロロフィルの強い緑色に隠れているため葉は緑色をしている。



ポプラに比べてどの地にも普遍的に見られるイチョウの黄葉は、樹上にあっても地上に落ちた後もはっとさせられる美しさを持っている。

不思議なことに同じ街路に植えられた並木でも、殆ど散ってしまった樹もあれば未だ緑の残る樹もあって樹によって黄葉・落葉の遅早がある。

高尾を通る20号線の有名なイチョウ並木の葉は殆ど散ったのに、横浜市の神奈川県運転免許試験場付近では未だしっかりと黄変した葉が樹上で頑張っている。

黄葉散らしの北風が吹きぬける中、110年前の与謝野晶子の気持ちを推し量りながら黄葉の下を通り抜けた。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015年12月09日 13時00分32秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

フリーページ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ひこじいさん

ひこじいさん

カレンダー

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

ひこじいさん @ Re:今年も大文字草開花の季節(10/19) 春の陽だまり1592 さん 今日は、初めまし…
春の陽だまり1592 @ Re:今年も大文字草開花の季節(10/19) 初めまして ピンクの大文字草、可愛いです…
ひこじいさん @ Re:新しい施設で名称も変わって(11/13) 悠歩さん コメントありがとうございます…
悠々山歩@ Re:新しい施設で名称も変わって(11/13) 私の町に移転して来たのです。この立川基…
ひこじいさん @ Re:公園で独特の臭いが(10/26) 悠歩さんブログへの訪問ありがとうござい…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: