ひこじいさんのブログ

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2016年01月29日
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夜郎は中国漢の時代にあった国の名で、当時の西南地区では最大の国であったとされる。

前漢時代の歴史家司馬遷著の「史記」によれば、武帝が南越(現中国南部からベトナムにかけての地域)国討伐のために兵を派遣した際、蜀(現四川省)で産出された枸醬(枸の実でつくった味噌)が夜郎よりもたらされたことを知り南越国を牽制する目的で、現地に郡県を設置し夜郎王族を県令に任じたとある。
※枸とは、カラタチ(枸橘)またはヒイラギ(姫楮)のことか。

夜郎は大きいとはいえ多寡が地方の一つの国に過ぎなかったのだが、自分の国が最も大きいと信じ込んでいた夜郎の王は王朝の使者に対して、「漢孰與我大」(漢と夜郎ではどちらが大きいか)と尋ねた。

これが、「夜郎自大」という言葉の由来とされる。
「自大」とは自ら威張り尊大な態度をとることで、夜郎王と結び付けて「自分の力量を知らずに威張っている者」の譬えとして使われる言葉となった。

夜郎の中心地の可楽遺址からは、多くの遺跡・遺物が発掘されているという。夜郎の建国時期は明らかではないが戦国時代には既に存在していたとされ、宋代に至るまで文献には夜郎県の名が登場する。

河平2年(紀元前27年)夜郎王の「興」は反漢の兵を起こしたが、漢軍の猛攻に敢え無く敗れ捕えられた興は斬首された。それによって、夜郎国は滅亡したと考えられている。



井戸の中に住む蛙は自分の住んでいるところが全てと思っていて、外に大きな海があることを知らない(だろう)ということから、狭い見識にとらわれて他に広い世界があることを知らないで自分がすべてだと思い込んでいる人等のことを指して使う。
事故か人為的に投げ入れない限り井の中で一生を過ごす蛙が居ることは考えられず、話の譬えとして使われたものであろうか。

荘子の、秋水第十七(1)が出典である。

秋の洪水の季節、百川の流れが黄河に注いだ。水域がいっぱいに広がり、広すぎて向こう岸や川の中州にいる牛と馬の見分けがつかなかった。
それを見た河の精は、「地上の美という美が俺の所に集まった」と大喜びであった。彼は河を下って東の方に旅して、北海にまでやって来た。
そこでさらに東の方を見たがどこまでも広々として、見極めがつかなかった。

……北海の若(海の精)は「井蛙不可以語於海者、拘於虚也。夏蟲不可以語於氷者、篤於時也。」
(井戸の中の蛙に海の話をしても通じないのは、蛙が井戸という狭い場所に囚われているからで夏の虫に氷のことをわからせられないのは、その一生がごく短いからだ。)と言った。


何処かの小国では世界を敵に回し、国民の生活を犠牲にしてまで核爆弾の開発を重ねている。さらに近々、ミサイルの発射まで目論んでいるという。

世界と手を携え協調すれば国民は貧困と飢餓から抜け出すことができるのにと思うと、この国のリーダーの資質は「夜郎自大」で「井蛙」だと言われても仕方ないのではないか。





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最終更新日  2016年01月29日 15時26分41秒


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