ひこじいさんのブログ

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2018年07月31日
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クモは家の中や家の周囲・公園・道端・野原・山林など陸地のあらゆる場所に棲んでおり、日本では約 1,200

クモといえば、タランチェラという大型の毒蜘蛛が良く知られている。タランチェラの脚はズングリとして短い。

クモは大顎に毒腺をもち、獲物に噛み付いて毒を注入することで動きを止めて補食する。クモの毒は昆虫や小動物を死に至らしめる程度の毒性だが、なかには人間に害を及ぼすほどの強い毒をもつクモもいる。

クモが出てくる小説は、芥川の「蜘蛛の糸」が有名である。

「釈迦は地獄の血の池に落とされた罪人が苦しんでいる中に、カンダタ(犍陀多)という男を見つけた。

カンダタは殺人や放火もした泥棒であったが、過去に蜘蛛を踏み殺しかけて止め命を助けたことがあった。

釈迦はカンダダを地獄から救ってやろうと蜘蛛の糸を下ろした。糸に縋ってよじ登るカンダダの下にぞろぞろと血の池の罪人が昇って来た。

カンダダは細い糸が切れてしまうと思い、「この糸は俺のだ。みんな手を離せと叫んだ。」途端に糸は手の真上の部分で切れ、カンダタは再び地獄の底に堕ちてしまった。

遠藤周作の怪談小説「蜘蛛」は、怪談会に義理で出席しなければならなくなった作家が、予期せぬ恐怖に遭遇するという筋だ。

クモには網を張って獲物を待ち構えているイメージがあるが、半数ほどは網によらないで獲物を狩ることが知られている。

クモはその生態から「造網性の蜘蛛」・「徘徊性の蜘蛛」・「地中性の蜘蛛」に大別することができる。

わが国で最大のクモとして知られるアシダカグモは、 人家などの建造物に棲息する大型のクモとしてよく知られている。

徘徊性で、網を張らず歩き回って獲物を捕らえる。肉食性で、成熟後は比較的大型の動物も捕食する。

ゴキブリ など家の中の 衛生害虫 の 天敵 としては 益虫 だが、姿を苦手とする人にとっては 不快害虫 でもある。

福島県以南の本州・四国・九州地方に分布している。

アシダカグモは夜行性で薄暗い所を好み、昼間は隙間などに隠れているが夜になると壁などに出てくる。

体長は雌で 20 ~ 30mm 、雄では 10 ~ 25mm もあり、足まで入れると 150mm 以上にもなる。

日本に生息するクモでは最大で、 南西諸島 固有の オオハシリグモ と同程度の大きさが ある。

形はやや扁平で、長い脚を左右に大きく広げる。歩脚は前三脚が前を向き、最後の一脚もあまり後ろを向いていない。

歩脚の長さには、それほど差がない。体色は灰褐色で、多少まだらの模様がある。

雌の頭胸部の前縁に白い帯があり、雄では頭胸部の後半部分に黒っぽい斑紋がある。

原産地は インド と推定され、今では熱帯・亜熱帯・温帯に広く分布している。

日本では長崎県で、 1878 年に発見されたのが最初とされている。 福島県 以南の 本州 ・ 四国 ・ 九州 地方に生息するが、 北海道 ・ 東北 で確認された例もある。

年に 2 回( 6 ~ 8 月頃)、産卵を行う。

卵を糸で包んだ卵嚢を咥え、子グモが孵化するまで餌を食べずに持ち歩く。

孵化直前にこれを壁などに貼り付け、暫くの時間近くにいて見守る。

1 年で成体の大きさになるがそれまでに雌 10 回、雄 8 回 脱皮 を繰り返す。

巨大な大きさから毒グモと勘違いされることがあるが、人間に影響を与えるような強毒ではなく咬傷を与えることも無い。

人が近寄ると素早く逃げ、走るのが速く捕まえるのは難しい。

捕食中に他の獲物を見つけると新しい獲物を捕食しようとする習性があり、短時間に多数の害虫を捕らえる能力を持つ。

アシダカグモが 2 ・ 3 匹いる家では、ゴキブリは半年で全滅するという。

日本には人体に害を与えるほどの毒をもつ、カバキコマチグモ・アシナガコマチグモ・セアカゴケグモの 3 種の毒蜘蛛が確認されている。

日本全土の野外で普通に見られる「カバキコマチグモ」の毒は、ハブやマムシ・オオスズメバチよりも強い毒だという。

強毒だが毒の量が非常に微量なため、もし噛まれても人が死亡することは無い。

しかしながら噛まれると患部に激しい疼痛や腫脹があり、ときには頭痛や発熱・嘔吐を発症することもある。

完治するまでに軽症で 2 ~ 3 日、重い場合は 2 週間ほどもかかる。

ススキなどの葉を巻いて巣を作り、脱皮や交尾・産卵も巣の中で行う。

孵化した子は母グモを餌として、その体液を吸う。母グモは生きたまま食べられ、 30 分ほどで絶命してしまう。

アシナガコマチグモは神経毒を有し、噛まれると激しい痛みと腫れに見まわる。

カバキコマチグモのように草の葉で、あるいは広葉樹の葉を集めて巣を作る。

カバキコマチグモと異なり、子グモが母クモを食べることは無い。

セアカゴケグモは オーストラリア原産のクモで日本では、 1995 年に大阪で発見されたのが初見である。

輸入貨物等に紛れて侵入したものと考えられている。現在一部の県では、すでに定着しているとされる。

家屋のトイレや倉庫・郵便箱など、暗くて乾燥した閉鎖空間を好む。

オーストラリアでは、年間 2,000 ~ 10,000 件ほどの咬傷事故が報告されている。

氷点下あるいは 40 ℃ の過酷な環境にも適応能力があり、一年間絶食しても生存できるという。

1956 年に抗血清が開発されるまでは、死者も出ていた。

人体に無害なアシダカグモ属は、世界に 180 種確認されている。日本にはアシダカグモを含めて三種のみが知られるが、他の 2 種のトカラアシダカグモは トカラ列島 中之島にホソミアシダカグモは 西表島 のみに生息しその 分布が限られている。

森林 の落ち葉や枯れ木の下にいるよく似たクモは、 コアシダカグモ という別種である。

コアシダカグモは自然環境の保たれた野外に生息し、室内性のアシダカグモとは 棲み分け ができているとされるが室内に見つかることもある 。

孵化した子グモはしばらく卵嚢の周りの壁にたむろしているが、これに触れた瞬間に子グモは一斉に散らばる。

「蜘蛛の子を散らす」という 慣用句 は、ここからできたとされる 。

先日通常うす暗いところを好むのに、猛暑で狂ったのか真昼間玄関脇の白壁にへばりついた巨大なアシダカグモを発見した。

手の平大のサイズで、今まで見た同種のクモの中では最大級であった。

良く見ると、左 前三脚の三本目が無い。トカゲの尻尾と異なり欠損した部分が再生することはないから、これからずっと七本脚で生きて行くのだろう。






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最終更新日  2021年05月21日 06時16分17秒


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