日本語教師のヨックン。

日本語教師のヨックン。

2006年10月08日
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 中国に来たばかりの頃は、周囲の中国語が気になり、「思えば遠くに来たもんだ」とその度に実感していたのだが、今では中国語が耳障りではなく、自然に耳に入ってくるようになった。
 さて、昨日は中国語会話講座の第2回目を受講。会話講座といっても、私のクラスの学生と中国語だけで会話をするというだけのことで、その日の出来事や最近感じたことなどを、お互いに中国語で話すというもの。最初は正しい声調で格調高い標準語を話すのだけど、しばらく経つと声調がバラバラになってくる。
 中国語には4つのアクセント(声調)があって、「マ」という音が声調の違いによって「母」「馬」「罵る」「麻」という4つの意味に分かれる。だから音以上にこの声調が重要で、これを間違えると意味が通じない。例えば「母から手紙が届いた」の声調を間違えると「馬(うま)から手紙が届いた」になり、知り合いに馬(ま)さんがいる場合は、母からの手紙のはずが「馬(ま)さんから手紙が届いた」と差出人が変わってしまうこともある。以前、出先からタクシーに乗った時は「師範大学まで」と何度も言ったのだが、運転手に全然通じず、ほとほと困り果てたことがあった。あれはきっと「師範(シーファン)」を「好き(シーファン)」か「お粥(シーファン)」と間違えたんだろうな。ついでに「大学(ダーシュエ)」も「大雪」か「大きな靴」だと思ったんだろうな。
 時間とともに声調が乱れるということは、要するに話し慣れていないから、会話のスタミナがないということなのだ。聞く方は更に駄目で、会話の間中、メモと辞書は手放せない。中国語の達人への道、今なお遠しである。






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最終更新日  2006年10月08日 16時56分02秒
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