日本語教師のヨックン。

日本語教師のヨックン。

2008年06月04日
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テーマ: 中国&台湾(3326)
カテゴリ: 日本語教師の仕事
 感激、感動、そして感謝!

 日本語披露イベント 『日本語ドッカーン!』 が、昨夜、大成功のうちに終了しました。

 思えば1年前、去年は当時の3年生(現4年生)の「会話」授業の総決算として、

日本語ドラマ、日本語スピーチ、日本語ディベート の3本立てで

『日本語ワッショイ』 というイベントをやった。



 その時のドラマは悲劇と喜劇を、私がオリジナル脚本を書き、



 だが、 去年は、そのイベントに注目する人も少な く、3年生以外の観客はまばらで、

 招待をしたにもかかわらず、先生方のご臨席もわずか4名だけだった。



 ところが、今年は会場が、去年の教室から、今年はイベント会場へと場所を移した。

音響、照明設備が整い、収容人員も去年の3倍以上の広さになった。



今年は、先生方も、見るだけでなく、進んで協力してくださった。

 ある先生は、自分の和服を提供し、他の先生はドラマ出演者に化粧を施し、

 またある先生は、自ら演技指導に乗り出してくださった。



 会場が大きく、衣装や小道具など、去年以上に準備も必要だったが、

近所の市場通りの食堂が協賛して、資金を援助してくれた。


 学生たちは、本当に一生懸命に練習をしていた。





 脚本を作った段階では、やや難しいかなとも思ったが、

 学生たちは自分たちの演技で、観客の涙をしぼり、

 また爆笑を誘った。

 このドラマ、どこに出しても恥ずかしくない、



 日本語で演じている学生たちが、中国人であることが信じられないほどだ。

誰が見ても、きっと感動するだろうという確信がある。



すべての中国人、そしてすべての日本人に見てもらいたい、と心から思った。

 反日感情、嫌中意識など、学生たちが演じるドラマを見てもらえれば、

 そんなもの、どこかに吹き飛んでしまう。




 そして、何より嬉しかったこと。

それは、3年生たちの熱演を見た1年生たちが、大いに刺激を受けたこと。

 ドラマが終わった、その夜、1年生たちは寮に帰ってから、

 「私たちもやりたい!」と仲間同士で話し合ったそうだ。

 そして、私にメールを送ってきた。

 こんな内容だった(原文は日本語=ローマ字)。



「先生、お疲れ様でした。こんやの先輩たちのドラマは本当に素晴らしかった。

 先生のおかげです。私たちが日本語ドラマを演じるチャンスはありますか? 

 そのために、早く日本語が上手になりたいです。先生、いろいろ教えてください」



 先輩の努力は、後輩へと引き継がれた。

 そして、やがて大きなうねりとなって、この学校の伝統になればいい。





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最終更新日  2008年06月04日 14時33分24秒
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