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昔、衝撃を受けた一遍の詩がある。
その詩がこれ↓

Wikipedia )。20代前半のときの詩。
ある小さな永遠の序奏のために
永遠というさだかな 想いを
いつも 心の波間に 浮べることのできる
そんな 小っぽけな 詩が
たった一つでもいい 書けたならば
私の人生は ただ それだけのために
どんな 孤独を味わおうと かまやしないんだ
ひとの世なんて だけどどんな幼い祈りに似た 決意だけが
意味のない 永遠を 心に感じさせるんだ
だからこそ 書けもせず うたえもせずに
こうして 今宵も 暗い想いの上に 漂流って
生きながらえて いるのじゃないか
「ほら そこに
白雲が
とんでいるよ
この星の夜空に
白い花びら
みたいにね」
こんな 何の変哲もない 自分の ことばを
はるかに くりかえし 凝視めながら
小さく微笑んで 生きてゆくのが
はてしない 永遠の道なんだ
「ねえ、君、
黙って 生きてゆこうよ」
大宅歩の本 2012年06月01日