中教審会長:「道徳教育と歴史教育は不要」(毎日インタラクティブ 4月26日20時29分)
という記事を見つけました。
4月26日に、東京都千代田区の日本記者クラブ主催で実施された講演と記者会見で、
中央教育審議会の山崎正和会長が、「個人的な見解」として語った発言の記事です。
中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の山崎正和会長は26日、東京都千代田区の日本記者クラブで講演と記者会見を行い、個人的な見解と強調した上で、小中学校での道徳教育と歴史教育は不必要との考えを示した。さらに、政府の教育再生会議が論議している道徳の教科への格上げにも否定的な見解を述べた。
(中略)
現在行われている道徳教育の必要性を問われると「現在の道徳教育もいらないと思う。道徳は教科で教えることではなくて、教師が身をもって教えること。親も含めて大人が教えることだ」と述べた。
おもしろ~い!
って、おもしろがってちゃいけませんが、
教育再生会議(首相官邸)と中央教育審議会(文科省)との対立・緊張関係の上に、
さらに、中央教育審議会内部の意見対立もありそうですね。
で、同じ内容の毎日以外の記事も検索してみました。
やっぱりソースが「講演会」と「記者会見」だけあって、
もとの発言のどこをどういうふうに切り取っているのかに、
それぞれの記者・新聞社の特徴というか、着眼点のビミョーな違いが興味深いです。
山崎中教審会長「道徳・歴史教育は不要」(NIKKEI NET 4月26日23時)
中央教育審議会の山崎正和会長は26日の日本記者クラブ主催の会見で、個人的な意見と断った上で「価値観が多様化する中、倫理的問題は学校になじまない。道徳を学校で教える必要はないと思う」と述べ、道徳教育は不要との考えを示した。歴史教育についても「我が国の歴史はこうだったと国家が決めるのは間違い」と強調した。
(中略)
山崎会長は「社会の価値観が多様化する中、決着のつかないことが多い倫理的問題は学校になじまない」と指摘。妊娠中絶や、勝者と敗者を生む競争社会など是非をめぐって意見が割れる問題を例に挙げ「点数を付けられるものでもなく、学校で簡単に教えられない。代わりに民法や刑法などの順法精神を教えればいい」と持論を述べた。
道徳教育、教科で教えるべきでない…中教審会長が発言(YOMIURI ONLINE 4月26日 23時33分)
中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の山崎正和会長は26日、東京・内幸町の日本記者クラブで記者会見し、教育再生会議が検討している道徳の正式教科化について、「道徳は教科で教えるべきではなく、教師や親も含めた大人が身をもって教えるべきだ。科目として点数をつけ、教科書を使う教科とすることは無理があると思う」と述べ、否定的な見解を示した。
山崎氏は「中教審会長としては、委員の議論に耳を傾け、多数意見を文科相に伝達するだけだ。議論をリードする気はない。あくまで個人的な意見だ」と断った上で発言した。(後略)
毎日は、「教育」のページに掲載、
日経は、「社会」のページに掲載、
読売は、「政治」のページに掲載、です。
それぞれの社が、この発言をどんな文脈でとらえているのか、という点もおもしろいですね。
そして、なぜかasahi.comではこの関連記事を見つけることができませんでした。
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