君へのメッセージ

君へのメッセージ

2013.07.14
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両手を固定されて静かにうつらうつらしていた祐二。額にそっと手をやると熱い。体温計を差し込むと、なんと38度6分。両手の固定は布団をはいでしまわないようにされていたのか。目をあけて私を確認する弱弱しいながら笑顔を見せてくれた。

男性の看護師さんが来たので報告。
「今日の祐二君は別人のようで元気がありません抗生剤を入れましたから、熱が引くでしょう」とのこと。枕と脇の下に氷嚢をあてがってくれた。一昨日も熱っぽかったのだから、長引いているようだ。帰り際に検温すると、一時下がった熱がまた上がっていた。『元気出して』と声をかけると、タイミングよくうなずく。まるで普通の会話が成立しているようで妙な感じ。

帰るのに戸惑う。

今日は町内の夏祭りで、神輿が出た。孫が、神輿の上の乗っていた。お祭り大好き人間だった祐二のみこしを担ぐ様子が浮かんできた。





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最終更新日  2013.07.14 06:35:43
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