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世界の同時株安や景気の不透明感によってか、去年の1.3倍に跳ね上がった。NHKや各局テレビ報道によると、巷では現金欲しさで、お父さんの若かった昔流行していて家にあった金のブレスレットを30万で換金できたと母と娘が亡きお父さんに感謝しながら喜んでいる場面が放映されていました。世界の基軸通貨であったドルの信用がなくなっている。信じられるのは今も昔も金なのかもしれません。
以前は金本位制が通貨制度の基本でした。メリットとしてはインフレに強いことで、デメリット通貨供給量が金保有量に制限されるのでデフレになってしまうことでしょう。基本的には通貨に信用を与えるのが金本位制の役割です。ただ世界的な不況などで他国が通貨の価値を落としている中で特定の国だけ金本位制を維持していると、その国の貨幣価値が相対的につりあがってしまい輸出不況になります。
これに対処するためには機動的に交換レートを引き下げることでしょうが、それをやると結局金本位制としての信用を失いかねません。そういった柔軟性のなさも政策面から見た金本位制のデメリットといえるでしょう。40年前は米ドル1ドル360円の固定相場制だった。そこにニクソンショックの国際通貨危機そこで世界は変動相場制にかわって現在はスイス・フランと円だけが高くなっています。
ところで主要国・機関の金保有量に(外貨準備高に占める比率)はアメリカ8133.5トン(78.9%)、ドイツ3412.6トン(71.5%)、IMF(国際通貨基金)3217.3トン(-)、フランス2487.1トン(72.6%)、イタリア2451.8トン(66.5%)、中国1054.0トン(1.7)、スイス1040.1トン(41.1%)、日本765.2トン(2.2%)、オランダ612.5トン(61.7%)の順で、ロシアは毎年100トン加算している。中国とインドも国策で金を輸入して増加させている。日本が無理して拠出金を上納している国際通貨基金はロシアが増えた分位の金を減らしている。アジア諸国はおしなべて世界でも外貨準備高は高いが金保有高は低く外貨準備高に対する金保有は少ないのです。
国家意識のない日本は金をどんどん輸出している。なお、金が金融商品となり、価格が変動(上昇)する現代であれば、貨幣価値が金に引きずられるのもデメリットといえばいえるが、最終的には金の価値は重いのです。日本人が売っている金を中国人が買いあさっている。金は無国籍な安全通貨ということです。伝統的にインド人も財産の大半を宝石や貴金属で身の回りに所持したがる。あとは世界にある残り7万トンの金は海底にあるという。中国人が金を保有したがるのは外貨準備に比して金保有が少ないことで国策として増やしている。覇権主義の中国は覇権主義のアメリカにかわり、自国通貨をまずアジアのそして将来的に世界の基軸通貨としたい野望がある。国際通貨の信用度はその国の金保有高が今も最後には存在する。国家意識のない官僚や政治家や国民が多い日本人はブラックボックスとしなければならない技術移転にも世界一甘いと言われているが、それだけでなく外貨準備に比して持っていたほうがよい。日本は金保有意識も世界一甘いと言われているのである。(無菌室にて尋牛亭日常)