ニーハオ中国

ニーハオ中国

2009/10/15
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カテゴリ: 中国発見・気づき
昨日ある読者の方の指摘を受けて

その方は安全保障の問題にも触れられ、

「普通の市民が平和を望む気持ちに
 日中の区別はないと信じたいです。
 そういう意味で私は日本の平和主義教育は
 すばらしいと思っています。」

と述べられており、つばめもその通りだと思いました。
ただ、平和を望む気持ちは日本人も中国人も違いはない

行動に差が出てくるのだと思います。

日本は自ら武力を手放すことで平和への姿勢を表現していますが、
中国はきっと、武装して強くなって自国をしっかり守って
平和に過ごしたいと思っているのではないでしょうか。
今まで日本の平和観を当たり前、常識だと思っていたのですが、
世界に出てみると、国自ら武力を放棄して
平和への姿勢を示す国のほうが少なく、
たいがいは自国の国防のために武力を持っている
ことのほうが多いのではないでしょうか。
普通に考えてやっぱり自ら丸腰になるのは
怖いですものね。

日本の教育を受けた私たちの平和観のほうが、
希少なものといえるかもしれません。
私たちはそれを誇りに思うべきだと思いますが、
一方、やっぱり日本の平和論は理想論なのかな、
と思ったりもします。


いざとなったら親分の(!?)アメリカさんの
武力をもって守ってもらおうという姿勢には
ちょっと矛盾を感じます。
武力による紛争解決反対のはずなのに、
日本にはアメリカの基地があり、軍隊が駐屯しています。
本当に武力反対なら、その現実はおかしいですよね。

その点中国人の、「強くなって平和を勝ち取る」
という考え方のほうがストレートで
分かりやすいといえば分かりやすいですね。
(別にそれに賛成というわけではありません)

つばめは日本人だから、つい日本の平和観が
正しいと当たり前のように思っていましたが、
よく考えてみると、日本の平和観にも
矛盾がある気もするし、どっちが絶対正しいと
簡単に言えるものではないと気づきました。

中国の国慶節パレードを通じて、
国防や平和について
いろいろと考えさせられたつばめなのでした。

↓長安街と東単南大街の交差点に飾られた
 鳥の巣とアクアキューブをかたどった花壇





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Last updated  2009/10/15 11:58:12 PM
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