電話カウンセリング 初回無料 byアドラー心理学

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2006年05月27日
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テーマ: 鬱病(2271)
カテゴリ: アドラー心理学
「過去にこだわらない」
とか
「過去を受け入れる」
とかよく言いますね。

どういうことでしょう?

過去に起こったことは、すでに起こったことだから、変えることはできません。

親にちゃんと育ててもらわなかった(機能不全家庭 過保護 過干渉 虐待 ネグレスト)としても、それを今更変えるわけにはいきません。

だから、「過去にこだわらないで未来に目を向けよう。」とか「過去のことはもう受け入れましょう。そして、新しい第一歩を踏み出しましょう。」とか言うわけです。

でもそれは、過去の環境の中で身につけた「不適切な癖」つまり不幸に至る行動の癖、不幸に至る考え方や見方捉え方の癖を「そのまま受け入れて変えないでおきましょう。」という安易な考えとは違います。



過去に身につけた「不適切な癖」とちゃんと向かい合って、それを変えていく努力をし始めることは、未来に向かって現在と向かい合い始めた証拠なのです。

さらに言うと、過去に身につけた「不適切な癖」は「過去の記憶」と密接に結びついていることが多いのです。「過去のつらい記憶」は「不適切な癖」を保持しておくのにもってこいだからです。

例えば、子どもの頃誰かからひどい目にあったことを覚えていて、何度も思い出すことは、「他人は信用しちゃいけない。」という人間不信のものの見方を保持して強化することにつながっているかもしれません。

良く誤解があるのですが、過去の記憶を保持しているのは現在の自分です。つまり、過去の記憶は「現在」そのものなのです。

セラピーやSMILEなどで「ライフスタイル(ライフパターン 脚本)」が変わった人は、記憶が変わってしまったことを報告してくれます。私自身も、十五年前に良く思い出していた記憶と今の記憶はまったく違います。

カウンセリングやセラピーで「過去の記憶」を扱うことがありますが、それは過去にこだわるために扱っているのではなくて、過去にこだわることをやめて未来に向かって現在と向き合うために扱っているのです。「現在」の自分を変えるために扱うのです。

「過去の記憶」や過去に身につけた「不適切な癖」から目を背けることは、実は過去にこだわることであり、過去を受け入れないことなのだと知ってください。

過去の記憶の影響を変えて、過去に身につけた癖や決断を変えて、未来の幸せな道に進みましょう。

過去にはこだわらない方がいいのです。過去あったことを受け入れるのもいいことなのです。

そして、それは過去の時点で身につけた「不適切な癖」やそれを保持するために覚えている「過去の記憶」から目を背けることではなくて、むしろ、過去に身につけた癖や決断や過去の記憶にしっかりと向かい合うことによって得られる境地なのです。


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最終更新日  2006年05月29日 23時24分53秒
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