2008.09.21
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カテゴリ: 映画

秋

昨日は、ちょっと、気になることがあって、
朝から、何度も、あるサイトにアクセスしては、
チェック!!!

そんな中、落ち着かないので、
借りていた「若者たち」三部作を
一挙に見ました。

「若者たち」は、1966年から67年にかけて放映されたテレビ番組です。

母が好きだったのか、私も毎週見ていたと思います。

そのテレビドラマの方は、
まだDVD化されていないようですけれど、
この映画で、雰囲気が蘇ってきました。

そう、それと、「若大将」シリーズでの違和感もね。

このドラマは、両親をなくした5人の兄弟たちの話。

中学二年生で学校をやめて、土建業に入り、
弟や妹の成長を見ることだけが楽しみの長男が、
田中邦衛さん。

この貧しい暮らしの中で、必死でお金を貯めて、
石の門のある家を建てることだけが夢の長男と、
ものすごい金持ちのドラ息子「青大将」とが、
とにかくギャップがありすぎて、
びっくりしたのでした。

映画で今見てみると、俳優座総出演で、とにかくキャストが凄いです。

兄弟の紅一点、佐藤オリエさんの恋人役が、
石立鉄男さん。
原爆の被災者で足が不自由な、靴工場の職人役。

兄弟の三男が、山本圭さんで、
その大学での親友が、江守徹さん、
胃がんで亡くなる、その父親役が、大滝秀治さん、

長男太郎の奥さん候補に、小川真由美さん、

そうそう、山本圭さんが「好きだ」と告白する相手が、栗原小巻さん。

次男役の橋本功さんの相手役が、夏圭子さん、

末っ子の松山政路(省二)が助ける少女が、山口果林さん。

まだまだきりがないくらい、たくさんの役者さん。

 みなさん、当然だけど、若い、若い・・

この映画について、検索していたら、
○○○憲法研究所というところが、
記事を載せていましたよ。

そうなんですね。

当時私はまだ小学生で、よくわからなかったのだけど、
この「若者たち」には、政治的なものが
いっぱい入っていたんですね。

怪我をしても保障してもらえない下請け労働者、彼のために、駆けずり回る長男。



再開のため行商をする女性労働者。
結局、何度もだまされ苦しむところを、
ひたすら支え続ける次男。

出稼ぎから帰ってこない父を気にしつつ、東京に出てきて靴工場で働く女性。

この女性は、
同僚がノイローゼになっているのを世話したせいで、
解雇されてしまう。

これを不当解雇として、ビラを撒き、
裁判を起こそうとするたくましい姿。

それを応援する、三郎。

三郎は、学生運動に打ち込み、
その中で、親友江守徹と対立する、
そして、就職活動の中で、
自分の中にある弱いところを感じて、
落ち込んでしまう。

兄弟げんかの多さに、嫌気がさして家出したオリエ。
工場で働きはじめて、気になる男性ができた。だけど、その男性は、「原爆被災者」であることで、
まわりから、ひそやかな差別を受けていた。

オリエは、彼をはげまし、共に立ち上がろうとする。

でも、彼は去り、傷つく。

その後、たまたま見かけた原水爆禁止デモの中に、その人を見つけて喜ぶが・・・

今では、こんなドラマや映画は、できないでしょうね。

監督は、DVDの特典映像の中で、
「本当は、戦争孤児の話を作りたかった。」
と、言ってらっしゃいました。

でも、暗くなるので、
身近にいた兄弟だけで暮らしている家庭をモデルにして、
このドラマを作り上げたらしいです。

1作目の「若者たち」は、
その政治色や地味なテーマのため、
どの映画館でも断られたらしいですが、
「自主上映会」がどんどん開かれ、そこから人気が出て、
2作目、3作目は、全国で上映されたらしい。

でも、私は、見てないなぁ。

映画があったことも、知らなかったし・・・

この曲は、大ヒットしたので、
友達と、よく二部合唱していましたよ。

興味のある方は、 こちら の記事をご覧ください。

三部作を見た感想が、私より、上手に書いてありますからね。

秋明菊






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Last updated  2008.09.21 07:51:05
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