2015.09.07
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カテゴリ: 生き物
6-3.jpg
昨日、かな書の合同練習会から戻ってから、庭の写真を撮りました。
いつものように、ナガサキアゲハやツマグロヒョウモン、シジミチョウがいて、
ベストショットをねらっていたら、
すぐ近くのお花に、このシジミチョウがとまってくれたのです。
さっそく、静かに構えて、顔をなるだけ見せないように、
体をなるだけ動かさないようにして、撮り続けましたよ。
6-4.jpg
あっ、飛んじゃった・・・・
と思ったら、今度はさらに近くの百日草に。
シジミチョウの仲間は、せわしなく飛ぶし、小さいので、
翅の模様がよく見えません。
写真に撮って、後で確認するしかないのですけれど、
私は、この仲間を見るといつも「シルビアシジミ」だったらいいな、
と、心の中で願っています。
食草である「ミヤコグサ」は、うちの近所では見ないのだけど、
職場の近くには自生地があったのを知っていますので、
なんとか、ここまで飛んできてほしいのですよ。
というわけで、後からなのですが、パソコンで確認。
6-5.jpg
この黒っぽい斑点の並び方とか、あるかないか、で判明。
6-6.jpg
やっぱり、我が家にはカタバミがいっぱいあるから、
ほとんどが、ヤマトシジミなのでしょうね。
この写真は目の色がよくわかりますが、茶色です。 
6-6-1.jpg
普通よく見られるヤマトシジミの目は、灰青色のことが多いらしいです。
さっき、飛んだ時に、翅の色がきれいな青色に光ったので、
せっかくだから、それを撮りたくて、待ちました。 
6-7.jpg
6-8.jpg
がんばれー、もっと広げて!!
6-9.jpg
もうすこしです。
6-10.jpg
私が場所を移動すれば、よく見えるのでしょうけれど、
そうすると、びっくりして飛んでいってしまうかも。
だから、我慢していたのですが、このすぐ後に、ひらっと飛び立ち、
遠くの花へ行ってしまいましたよ。
ま、いっかー。
翅の色を確認し、これはたぶん、オスだろうと判断しました。 
雌は、もっと黒っぽいそうですから。
さて、このヤマトシジミとそっくりな、シルビアシジミをなぜ撮りたいか。
というお話。
この名前は、元国立がんセンター総長だった中原和郎博士の
娘さんの名前から、つけられました。
中原博士は、アメリカ留学中に結婚したドロシー婦人との間に、
シルビアちゃんという娘さんができたのだけど、
わずか、7か月で亡くなったらしいのです。
この博士は、 がん毒素や発がん物質についての研究者として
とても高名な方なのですが、蝶の世界的収集家としても有名でした。
日本を訪れていたイギリス人のフェントンさんが、
たまたま鬼怒川の河原を散策している時に、この蝶を捕獲。
それを中原博士が研究して、シルビアシジミと命名されたとか。
名前はシルビアですけれど、日本の在来種で、
ぱっと見は、ヤマトシジミと見分けがつかないのです。
だけど、近年食草のミヤコグサが激減していることもあり、
絶滅危惧種になっています。
小芋さんのお宅の近くには、きっと居そうなのだけど・・・・






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Last updated  2015.09.07 09:41:23 コメント(16) | コメントを書く


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