2018.12.02
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カテゴリ: 手芸・工作など


お正月が近づいてきたので、久しぶりに「匂い袋」を作りました。
道具や材料はたっぷりあるので、いつでも始められます。



この布は、1cmにたて糸が10本ほど並んでいるので、正確に数えるには、やっぱりハズキルーペが必要です。それに、今使っている黒のシリコンマットが、白い布の目を数えるのには、とても便利だとわかりました。



以前作ったときとは、違う模様にしました。本や手書きの図を参考にして、今回またデザインしてみましたよ。この布は縦と横の目の比率が違うので、菱刺しは向きません。ぺったんこになってしまう。


今作っている物を見てもらえば、よくわかります。正方形のひし形なのに、出来上がりはつぶれています。


入っている短歌会の新年会が、年明けてすぐにあるので、その時にもっていこうかな・・・







さて、今日はこんな本が届きました。


塚本邦雄さんの短歌は、あまり好きではないのだけれど、歌論は読んで面白いのですよ。これで三冊目。








この方は2005年に亡くなられた方なので、当然今風の仮名遣いをご存知なのでしょうけれど、作品の中では徹底して歴史的仮名遣いを通していらっしゃいます。

では、せっかくなので塚本さんの「前衛短歌」をいくつか。

革命歌作詞家に凭りかかられて
   すこしずつ液化してゆくピアノ

 日本脱出したし皇帝ペンギンも
   皇帝ペンギン飼育係りも

 突風に生卵割れ、かつてかく
   撃ちぬかれたる兵士の眼

 馬を洗はば馬のたましひ冱ゆるまで
   人戀はば人あやむるこころ

 緑陰にをととひわれが仕上げたる
   一脚の無駄釘だらけの椅子

 愛犬ウリセスの不始末を元旦の
   新聞で始末してしまつた

 銀冠の犬歯ぎらりと女衒なり
   女衒てふ言葉ゆめ知らざらむ

 殺したい奴が三人ゐて愉し
   とりかぶと群青の十月

 美男拳銃強盗一人ひそみゐる
   群馬縣そのあたりあかるし

われ死して三世紀後の獣園に

   象はくれなゐ蠍はみどり


確かに面白いんだけどね。

​やっぱり私は、家持みたいな、茂吉みたいな短歌を詠みたいです。


これまで、仮名書道を習う目的は「巻紙をかっこよく左手で持ったまま、さらさらと筆でお手紙を書けるようになりたい」というものでしたけれど、この秋から、もう一つ増えました。

「自分で詠んだ短歌を、かっこよく散らし書きしたり、短冊に書いたりして家の壁に飾りたい」
というもの。これなら、相手がいらないので手軽にできるし、作品展にも出せますね。来年の作品展には、自詠の短歌を書きましょう。





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Last updated  2018.12.02 22:07:07
コメント(10) | コメントを書く


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Re:匂い袋作りと「赤光」の解説書(12/02)  
ごねあ  さん
手の込んだかわいい匂い袋、新年のプレゼントにいいですね。

kororinさんの目標は高尚です。 (2018.12.02 22:41:52)

Re[1]:匂い袋作りと「赤光」の解説書(12/02)  
kororin912  さん
ごねあさんへ
花びら編みのミニペットボトルカバーは、一日に一個くらいしか作れませんでしたが、この匂い袋は、一日で四個できました。
気軽に作って送ることのできるプレゼントです。

自詠の歌を散らしに書く場合、歴史的仮名遣いを使わないとすると、ちょっと物足りないんですよね。それに、おなじ仮名が出てくると、いつも同じ文字になる。古典のように変体仮名で変化をつけることができないのです。

それをどうやるか、そこが考えどころです。
(2018.12.02 23:30:50)

Re:匂い袋作りと「赤光」の解説書(12/02)  
scotchケン  さん
亡くなった家人の母は正座してハガキを左手に持ち、万年筆で書いて
いました。多分巻き紙に筆で書くことも出来たのだと推察していました。
山形の旧家の出でしたから、多分そうした素養も持っておられたのだろう
と思います。

私が結婚を決意したのはお見合いしてすぐ家人の実家に行ってお母様に
会ってからです。当時既に家人の家族は父親をなくしておりました。 (2018.12.03 14:13:45)

Re:匂い袋作りと「赤光」の解説書(12/02)  
青空市で売ると人気が出るのでは、SNSで拡散すると、マスコミの取材も有では無いの。
ためしてガッテンでしょう。
豊かな趣味が有って至福ですね。 (2018.12.03 14:21:17)

Re[1]:匂い袋作りと「赤光」の解説書(12/02)  
kororin912  さん
scotchケンさんへ
生活の中で、自然に筆文字を書けるのがあこがれです。以前から、仕事関係のメモは筆ペンで書いたりしていましたよ。

今はちゃんとした作品作りに取り組んでいますので、それはそれで楽しいです。

(2018.12.03 17:42:47)

Re[1]:匂い袋作りと「赤光」の解説書(12/02)  
kororin912  さん
デコちゃん6902さんへ
私が作るものは、売り物ではなくプレゼントになりそうですよ。
どうも、売って収入を得ることに対して、罪悪感が拭い去れません。在職中は、給与以外の収入は禁止されており、処分の対象でしたからね。

それに、プレゼントした方が気分が良いです。

(2018.12.03 17:44:31)

Re:匂い袋作りと「赤光」の解説書(12/02)  
nik-o  さん
匂いは自分でブレンドですか。どこでそんな物を売っているのですか?

文章読んでみたけど、私には難しくて理解できません。kororinさんは読み慣れているから簡単に読めるのでしょうね。凄い。 (2018.12.03 19:17:08)

Re:匂い袋作りと「赤光」の解説書(12/02)  
小芋さん  さん
うん、赤光はやっぱりすごいです。

おひろ連作、死にたまふ母連作、突き動かされるものを感じます。

やっぱり、茂吉の生い立ちというか、

見出されて、山形から上京して、斎藤家に寄寓しながら進学し、

短歌とも出会い、アララギの創刊に携わり・・・


14歳の茂吉が、能力を見込まれて親戚の斎藤家に呼ばれたとき、

後の妻になる斎藤家の跡取り娘は1歳。

故郷山形の、14歳まで過ごした農家の家の中、

剥き出しの梁があって、ツバメがそのまま入ってくる生家と、

東京で成功している親戚の家での暮らしと、

それをつないできた生母との死別と・・・


おひろは、必要悪として置かれて、今の感覚では論じられない存在ですが、

茂吉の約束された将来の結婚に当たっては障害となることは明らかでした。


私の専門は万葉集でも特に家持に作歌の上で影響のあった笠女郎ですが、

彼女の作品は、おそらく、茂吉も愛唱していたと思います。

「我が宿の夕影草の白露の消ぬがにもとな思ほゆるかも」

短歌の世界で、後世に与えた影響の大きな歌です。

茂吉の人生は第二次大戦中、敗戦後も含め、劇的なものでしたから、

作風の変遷とともに、彼の人生そのものをたどるのも興味深いです。







(2018.12.03 21:46:30)

Re[1]:匂い袋作りと「赤光」の解説書(12/02)  
kororin912  さん
nik-oさんへ
上から二番目の写真に写っていますが、「香り遊び」というお香のセットです。白檀とか丁子・龍脳・桂皮など、いろんな物が入っていますよ。

楽天でもアマゾンでも売っています。

https://item.rakuten.co.jp/nagomikobo/senko0088/

私は、最初京都の「みやこめっせ」の中の京グッズ屋さんで見つけて買いました。その後、追加で、今度はネットで購入しました。


この本が難しく見えるのは、旧仮名遣いで書いてあるからかもしれませんね。私は子供の時に、父の蔵書ばかり読んでいたので、旧仮名遣い、旧字体がすんなり入ってきます。そのおかげで、台湾とか香港で使われている漢字が読めるんです。

(2018.12.03 23:08:11)

Re[1]:匂い袋作りと「赤光」の解説書(12/02)  
kororin912  さん
小芋さんさんへ

茂吉の短歌は、さらっとしか知らなかったので、まずは塚本邦雄さんの歌論で味わってみようと思います。
塚本邦雄さんの本では、他に「王朝百首」と「新撰小倉百人一首」を持っています。どちらも読んでいてとても興味深いです。

この方の文体は、心地よいですしね。

最初は、「清唱千首」という本を買いたくて、丸善に行って中を見たのですが、初心者にはちょっと難しい感じでしたので、「王朝百首」から読み始めました。

「定家への挑戦状」と銘打たれた「新撰小倉百人一首」も面白いです。 (2018.12.03 23:16:43)

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