あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2007.07.18
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カテゴリ: あそび一般
【そろばんの形と感触は、子どもだった私にそれを使ってどんな面白い遊びができるかを、自然な形で教えてくれた。マニュアルを読む必要はなく、そろばんはごく自然に、楽器となり、電車となり、孫の手となった。デジタル情報の物理的表現であるそろばんの珠の感触を手や背中に感じながら、私は遊んだ。】 (【】内は記事から一部引用、Google ニュース/ASCII.jp:2007年7月15日)

 引用の一文(一部分)は石井裕(MITメディア・ラボ教授)によるものだが、団塊の世代の私もこどもの頃全く同じ経験した。正確には、当時は今ほど玩具が巷に満ち溢れているという状況ではなかったし、多くのこどもたちの経済事情では駄菓子屋さんで玩具を買うぐらいが関の山で、いろんなものを玩具に転用したのだ。

 だから、当然生活の身の回りの様々な物が玩具として活用された。なかでも算盤は、玉があるのが玩具として転用するための格好の特徴ともなっている。そんな特徴が記事にもあるように、「楽器となり、電車となり」、時には人形のすべり台ともなったのだ。

 ところで、算盤のように様々なあそびに転用できるのは、基本的に単純に出来ている、言い換えれば極シンプルな形状をしているからでもある。同じ回転する仕組みが付いている玩具の自動車は、算盤ほどの転用の多様さはない。形が単純であればあるほど他のものへの転用に幅が出来るのだ。

 また、形の単純さは、ある物を他の物に見立てるという、ある種の大事な能力を育む。算盤で言えば、そんな形の電車はないのに電車に見立てる。時には、トラックになったり台車になったりもする。今、電卓が算盤にとってかわったが、電卓では「見立て」が難しい。さて、今時のこどもたちどんな物をどんな物に見立てているのだろうか。




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最終更新日  2007.07.18 18:49:36コメント(0) | コメントを書く
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