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日本で最初の利息は、米の貸し借りに伴うものだったと考えられています。貸し手が種もみを貸し出し、借りてが田に蒔いて稲を育て、収穫した後に利息分を加えて返済したもので、日本で稲作が始まった頃から存在したものであるようです。 これを読んで これが利息の起源だと思うと、面白い と思います。では、日本で稲作が始まった頃というと、私の学校時代は、日本での稲作は弥生時代からとあったのですが、その後、遺跡が発掘されて、正しくは縄文後期となっています。歴史とは、塗り替えられるものですね。だから、いくら、弥生時代と習っていても、縄文後期からと考えなければいけません。そんな事を考えていましたが、歴史上では日本書紀の記述より7世紀半ばには、こうした慣行が定着していたと見られ、8世紀には出挙(すいこ)と呼ばれていたようです。当時は、米で税金を納めていた為、税収を確保する目的で主に政府が国司などの地方官を通して農民に種もみを貸し出していた公出挙と、寺院などによる貸し出しの私的な出挙である私出挙がありました。利息の上限ですが、公出挙は5割、私出挙は10割とありますから、物凄く高いですね。
 次に平安時代後半以降に移ります。貨幣の流通の拡大伴い、お金の貸し借りが盛んになってきます。つまり、平清盛による宋銭などが上陸した為と思います。宋銭は日宋貿易を清盛が行ったためですね。此の頃から、お米の貸し借りは薄れていくようです。
 室町時代では、幕府の方針により、金融業が栄えます。寺院の他、質屋に当たる土倉などがお金を貸し、幕府は収益の一部を税として、徴収します。当時の利息は年利で60~84%程度だったようです。此れを聞いて、日野富子という女性がいた事を思い出しました。8代将軍足利義政の御台所です。相当なお金持ちに富子はなっていたようです。利息の収益の一部ばかりに税を掛けていたのではなく、関所を設けてそこにも税を掛けていたのですから。
 しかし、此の後、返済できなくなった庶民の一揆が各地で相次ぎ、幕府は借金を棒引きする徳政令を度々出す事になります。当然のことのように思われますね。利息が年利60~84%あったと考えられているのですよ。 一揆が起こってくるのも、このころからと言われているのですが、そのことが、これでよく判ります。しかし、その結果、貸金業者が貸し渋り、金融が停滞したという
(出ました、貸し渋りです。現代でも、バブルがはじけて現在の竹中総務相による、不良債権処理が行われた為、銀行が貸し渋りとか、貸しはがしをしたのです。そして、現代でも、停滞しました。こうしてみると、昔だろうが、今だろうが、経済は同じだという事が良く判ると思います。だからこれも、面白いですね。)
次に江戸時代です。両替商による、近代的な金融業が発達します。旗本や御家人相手に貸し出しを行ったのが、札差(ふださし)です。この札差と言う言葉を聞いて、江戸の時代劇でよく使われるセリフ、『札差の悪』という言葉を思い出しました。金融業をしている所の息子でしょうか。利息は初め二割り程度でしたが、幕府が其れより低い水準を上限として、改革によって更に引き下げます。それで、札差の多くが商売にならないと店を閉めてしまったようです。一方では、庶民向けに無担保の高利貸しがありました。例えば、露天商などが朝、百文借りて夕方に百一問返す「日銭貸し」という借り方の場合、利息は年利で360%にもなるそうです。ここで、日歩という利息が生まれているようですね。サラ金は、今でも、日歩を使っていますよね。あっ、これは、誤解を招かないように敢えて言いますが、私がサラ金を利用した事があるというのではなくて、新聞の折り込み広告などに、最近話題になっているアコムとか、他には武富士の利率を見ると、そうなっているからです。
 明治維新後の1877年に旧利息制限法が制定され、年利12~20%の上限を超えた場合、過超分は裁判上無効とする事が決まりました。しかし、刑事罰が無い為、守らない業者が多く、戦後の混乱期にはヤミ金融などの被害が増えたようです。そこで、1954年に現行の利息制限法と同時に出資法が制定され、現在に至ります。






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Last updated  2006/05/16 08:02:40 PM
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