広島カープ考察

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2011.11.15
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カテゴリ: 広島東洋カープ
 『澤村と大石、明暗を分けたものとは?』

 一年目は不調に終わった大石に反して同じ速球派投手で先発の柱として活躍した澤村はどうだったのかを見てみたいと思います。
澤村のアマチュア時代の評価としての特徴は、157キロを計測するものの直球にキレがない大石と同じノビシロがある素材型といった評価だったことを覚えています。
ただ、そういった評価は抽象的なものであり、データ派にはあまり届かないものがあります。
それではデータ分析をしていきたいと思います。
 まず澤村の特徴として、下級生の頃はK/BBが低く、典型的な素材型の投手だった印象があります。
特に二部時代のK/BBは芳しくなく、2.54を記録しています。
ただでさえ3.00を下回る水準であり、しかも二部リーグのチーム相手にこの数字ですからドラフト候補としてかなり物足りない数字を記録しています。
しかし、一部に昇格してからというもの、何か心境の変化があったのかは分かりませんが徐々に引き上がっていきます。

ただ、それでもまだまだ物足りな数字で、ここまでの時点では特に騒がれている印象はありませんでした。
 しかし、4回生での目覚ましい成長が大きく注目されるきっかけとなりました。
4回生の通算K/BBは4.14とここに来て大きく跳ね上がり、特に秋のシーズンではK/BBが4.92と高いレベルを記録し、防御率は0点台と投手としての完成度という面で大きく、確かな成長を感じさせました。
つまり、澤村の場合は大石とは違ってホップ・ステップ・ジャンプと順調な上昇曲線を描き、『今正に旬を迎えた投手』だということがデータ上では分かります。
ちなみにデータ上では澤村の直球は特別打たれやすいというわけではないことが分かりました。
これだけ理想的な成長曲線を描いてきたのならば私もスカウトならば彼を推しただろうと思います。
今世間を騒がしている?清武GMが『何故斎藤ではなく、澤村か』といった論文?をデータを用いて執筆されていましたが、そのデータが正しかったことを今シーズン証明したのではないでしょうか。

 と、今回有望視された選手の明と暗を分けて評してみましたが、やはり後出しじゃんけんな印象が否めなかったと思います。
ただ、下級生のころから評価が極めて高かった大石と急成長してきた澤村で明暗分かれたことが、今回実験的に今年のドラフト候補を対象にデータ分析を行ってみようと思うきっかけとなりました。
次回からは広島に入団した富永、中村といった育成選手をデータ分析してみたいと思います。
また、余裕があれば他球団の1巡目指名選手も評してみたいと思います。






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最終更新日  2011.11.15 13:47:20
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