広島カープ考察

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2019.01.27
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カテゴリ: 広島東洋カープ
『中田廉』

 今回は中田投手について見ていきたいと思います。
昨季の中田は勤続疲労の影響からか、15試合の登板で防御率は13.14と惨憺たる成績となり、不本意なシーズンとなりました。

 まず奪三振率ですが、昨季は8.76と9.00に近い数字を記録しており、これは一昨年の9.64よりか落ちてはいるもののそれほど悪くはなっていません。
次に与四死球率ですが、昨季は5.84と一昨年の4.05よりも悪化しています。
元々制球力はそれほど良いわけではありませんが、やや荒れ球気味かなという範疇から一気にノーコンの範疇に落ちてしまった格好です。
ちなみに二軍ではそれぞれ8.75、1.52と良好な数字を記録しており、長井とは違って全く滅茶苦茶になってシーズンを終えたわけではないようです(現に日本シリーズのメンバーにも選ばれて登板していました)。

 続いて​ batted ball ​ですが、16GB:18FB:3LD:7IFFB:2HRとなっており、FB%が58.7%を記録しています。

球威は被IsoPが.242、一昨年の.157と元々球威面に不安があるタイプなのですが、それよりも更に大幅に悪化してしまっています。
皆様も過去のシーズンを見ていて想像がつくかと思いますが、野村政権時代にフル回転していた際にも一昨年もやはり夏場に調子を落としてつるべ打ちになっていた時期があり、シーズン通してパフォーマンスを維持するのが難しいタイプなのかなと感じます。

 最後に球種を見ていきますと、直球(47%)とスライダー(22%)、フォーク(14.5%)と基本的に投球スタイルは変わっていません(スライダーの割合が増えていますが)。
そして他にはカットボールやツーシーム、カーブといった球種を投げてきます。
やはり直球の被打率が大幅に悪化(.183から.286へ)しており、これが一番の原因と言えるのではないでしょうか(空振り率は特に悪くありませんが)。
この投手は直球が生命線となっており、やはり球威がなかったのかなという印象を受けます。
また、一昨年にも書きましたが、もう少しスライダーとフォークの精度を上げた方が良いのでは?と感じるところです。

 個人的な印象ですが、この投手はリリーフよりも先発の方に適性があるのかなと思います。
というのもリリーフだとどうしても夏場に息切れして打ち込まれてしまい、直球が鈍ってくるとFB投手の割に球威がなく、変化球で空振りを奪えるわけでもないので抑えられる術がなくなってしまいます。
また、随分前にも書いたことですが、2014年の6月までは直球の球速がそれほど出ておらず、様々な球種を駆使して抑えていたのですが、直球の球速が出てから直球でごり押しするような投球スタイルとなっていき、少々投球が雑になっていった印象を受けます。
元々の投球スタイルを取り戻す為には力押しするリリーフよりも長いイニングを投げなければいけませんが、中6日で調整できる先発の方が中田にとっては良いのかなと思います。

現に一岡はフォークの精度を上げ、新球シュートなどを覚えて投球の幅を広げているだけに、中田もそろそろ力押しだけの投球から脱却して欲しいところです。





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最終更新日  2019.01.27 22:53:28
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