広島カープ考察

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2026.03.13
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カテゴリ: 野球


『全勝突破・日本の対戦相手決まる』

 今回はWBCの1次ラウンド最終戦が行われたので、その結果を見ていきたいと思います。
まずはキューバ対カナダ、長年あまり選手が揃わずに姿を消してしまう事が多かったカナダですが、昨季のTORのWS進出などもあって盛り上がりを見せているからか、今回は特に野手が揃った事で戦力が向上しました(ちなみに元広島のデビッドソンも本日スタメン出場しています)。
この日も打棒を発揮して7-2でキューバに勝利を収めました(​ youtube ​)。
また、この日はMLBでも先発投手として投げているクアントリルが先発、更に終盤には現役復帰の37歳左腕パクストンが2.2回を投げて6奪三振と魂の熱投を見せています。
キューバはモイネロやアリエル・マルティネスなどNPB勢は活躍を見せたものの、近年亡命が相次いで若い選手の人材不足に喘いでおり、亡命した選手にもオファーをかけたものの呼応する選手が少なく、初めて1次ラウンドで敗退となりました。

 続いてメキシコ対イタリア、こちらは失点率の関係でアメリカの準々決勝進出がかかった重要な一戦となりましたが、9-1とイタリアが大勝を収めて予想外となる全勝通過を果たしました(​ youtube
昨日無安打が続いていると書かせていただいたパスカンティーノが遂に目覚め、何と大会史上初となる1試合3本塁打と大暴れ、同じく不振だったマーシーにもタイムリーが飛び出すなど準々決勝に向けて景気の良い試合となったでしょうか。
PHI一筋の先発ノラが69球で5回を投げて無失点と見事な投球を見せ、その後は投手リレーでメキシコ打線を1失点に抑えるなど素晴らしい試合運びとなりました。

 基本的にはイタリア系アメリカ人が主体となっていますが、こちらの​ twitter ​情報によりますと、セルベリ監督のイタリアへの野球普及活動やパスカンティーノの「いずれはイタリア出身の選手で」発言などイタリア野球を思っての行動が見て取れ、現地の野球選手との交流もあったそうです(​ twitter ​)。
選手の選出は変わっていないものの、ピアザ前監督の中学・高校からの野球留学プランやイタリア選手のアメリカでの修行が始まりました。
個人的には「あれだけイタリア出身の選手が少ないと不満を述べていたのに結局同じような選出でどうなのだろうか?」と思っていましたが。今回の監督や主力選手などの動きを見ている限りでは同じに見えてそうではないのかも?と思いました。
また、前回と違って数少ないイタリア人選手がしっかりと戦力になっている点、この日投げたスコッティは前回も出場しましたが、それ以外ですと最終回を締めたクアットリーニやLAAの若手左腕アルデゲーリはブラジル相手に4.2回1安打8奪三振2四球無失点と見事な投球を見せています。
ちなみにメローニ首相がどうやら国会でイタリア野球代表がアメリカに勝利を収めた事について言及した事も話題となっているようです(​ twitter ​)^^;。
昨日紹介しましたが、イタリアの有力紙も報じています(​ twitter
今年もマイナー契約を交わした選手がおり、少し停滞気味だったイタリア野球が再び息を吹き返し始めるでしょうか(​ twitter ​)?

 敗れたメキシコは意外に感じるかもしれませんが、実はイタリアを非常に苦手としており、これまでの大会で3度対戦しましたが何と全敗しています。
何故だかは分かりませんが相性の悪さというのは存在するのか?この日もトリックプレーとはいえ打球が上がっているのに勘違いして三塁まで進塁してしまって戻れず、他にも少し考えられない守備のミスや失策にはならなかったものの捕れそうな二塁手への打球など前回大会ではアロザレーナの本塁打キャッチとは対照的な守備でした。
ちなみにアメリカもメキシコを少し苦手としている印象でしょうか。


負けじとベネズエラもアラエスらのタイムリーで3点をあげ、最終回に攻め立てて2点を奪うも最後は併殺打に打ち取られて7-5でドミニカ共和国が勝利を収め、同時に日本の対戦相手がベネズエラに決まりました(​ youtube ​)。
何より恐ろしいのが155キロ前後の直球を力負けする事なく、フルスイングして長打にする事ができる打撃だろうと思います。
最終回のアラエスはATHのリリーフ左腕アルバラードの163キロを打ち返して犠飛、ドミニカ共和国の打線は言うまでもなく、この日先発したARIの150キロを越す左腕ロドリゲスを火だるまにするなど正に驚異的で、ここまでの大会ではアメリカよりもドミニカ共和国やベネズエラの打撃陣の方が活発的です。

 1次ラウンドが終了してベネズエラが相手となり、意外にもWBCでは初対決となります。
個人的には長年ドミニカ共和国かベネズエラとの対戦が見たいと切望していては実現せずという展開となって落胆し続けただけに、ようやく夢が叶いました^^;。
相手の先発左腕はスアレスと発表されていますが、これまではPHIで投げてきましたがBOSと大型契約を結びました。
広島ファンなので広島の選手を例に出しますと、タイプ的に言えば「奪三振を奪える床田」といった感じの投手で、球速自体は平均球速が146キロとそこまで際立つものではないものの、カットボールやツーシーム、スライダー、カーブ、チェンジアップとかなり多彩な球種を制球良く投げ込む投手です。
特にGB%がMLBの中で高い投手且つ奪三振率も8.64と十分な数字を誇り、与四球率は2.17となっており、 正直なところ難攻不落の投手です。
特に1次ラウンドでの日本はこういったタイプの左腕投手との対戦がなく、しかも四球で崩れるようなタイプでもない上に左打者を得意としている投手でもあるだけに、大谷や吉田正尚など左打者がスタメンに名を連ねる事が多い日本には相性が悪いかもしれませんね。
個人的には案外床田と対戦経験がある岡本や森下辺りがカギを握るのではないかな?と思います。

 そしてリリーフはアメリカやドミニカ共和国と比べると少し落ちる印象はあるものの、オリックスのマチャドや160キロ左腕ゼルバ、有望株のモリーナやアビラといった160キロ前後を誇る若手右腕、他にはイスラエル戦で好投したKBOでプレー経験のあるデヘススといった左腕もNPBで面白いのではないか?と感じさせるほどの球速(150キロ)と変化球を四隅に投げ分ける技術を併せ持つ投手が控えています。
勝ちパターンにはCHCのクローザーのバレンシア、SFのブット、SEAのバザルドも待機しており、特に準々決勝からは球数制限が引き上げられるだけに、そのまま勝ちパターンに繋がれる危険性があります。

 一方野手陣ではアクーニャjrやアラエスらは説明不要で、16本塁打23盗塁で現在打撃絶好調のゴールドグラブ賞受賞のガルシアや移籍するまでは大谷と本塁打王争いを演じた49本塁打のスアレス、
TORの優勝に貢献したヒメネス、強打者のコントレラス兄弟、DETのトーレス、山本由伸からも一発を打った20ー20のチョウリオ、アブレイユなど強力なメンバーが控えており、足や守備面にも隙がない顔触れとなっています。

 これまでの日本の戦いを見ていると、大谷や鈴木誠也、吉田正尚ら頼りになっている印象で、6・7番辺りの選手らが機能していない印象を受けます。
前回準決勝で対戦したメキシコよりも明確に戦力は上の国であり、かなり難しい相手となるのは間違いないかと思われます。
先発山本由伸が試合を作ってロースコアの展開に持ち込む事が重要で、中南米の選手は乗っている時は凄みを発揮しますが、そうでない時は案外脆さが出てくる傾向があり、先手を取りたいところです。
また、先発スアレスもまだ本調子ではないのか、オランダ戦では2回3安打1奪三振1四球1失点だっただけに、状態が上がっていないとすれば球威で抑え込むタイプではないので連打で得点できるケースが発生するかもしれません。
いずれにせよ、ようやく待ち望んだプエルトリコ以外とのカリブ勢との対決、大いに楽しみたいと思います。





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最終更新日  2026.03.13 00:57:19 コメントを書く
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