オードリー・ヘップバーン 「昼下がりの情事」
製作 監督 脚本 ビリー・ワイルダー
原作 クロード・アネ
脚本 I・A・L・ダイアモンド
撮影 ウィリアム・C・メラー
音楽 フランツ・ワックスマン
1957年米国作品
出演 ゲーリー・クーパー
オードリー・ヘプバーン
モーリス・シュバリエ
評価★★★★★
パリの私立探偵シャバス(モーリス・シュバリエ)の娘
アリアンヌ(オードリー・ヘップバーン)と
プレイボーイで名高いアメリカの富豪フラナガン(ゲーリー・クーパー)の恋愛劇
アリアンヌはおぼこ娘?かまとと?今はこんな言い方はしませんね
今風に言うとぶりっこ?だが恋愛に憧れいててフラナガンの前では
精一杯背伸びしている様子が
清純なオードリーに当てはまりの役です
アリアンヌが私立探偵の父の調書を読んで
恋愛経験豊富なプレイガールを装い
フラナガンを振り回します
実生活では真面目 堅物といわれていたゲーリー・クーパーが
プレイ・ボーイの役を演じているのが ビリーワイルダーの心憎い演出です
ケーリー・グランドが演じていれば チョイ悪おやじプレイ・ボーイに
仕上がったかもしれませんね
プレイ・ボーイのフラナガンが私立探偵シャバスの娘がアリアンヌと気づき
アリアンヌの情にほだされていきますから
真面目なプレイ・ボーイといったところでしょうか
フランナガンと知りうろたえ 最後は温かく見守る父親を見事に演じています
富豪のプレイ・ボーイらしく食事のシーンやデートのシーンで「魅惑のワルツ」を
演奏する楽団を雇っていてムードを盛り上げます
最後の駅の別れのシーンでも 哀愁たっぷりに楽団が「魅惑のワルツ」を
演奏していてくすりと笑ってしまいます
オードリーの映画でもベスト・ファイブに入る名作です
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