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2月20日
ボラでシェルター滞在中の 15 時半。
ケアマネのKさんから母のことで電話がくる。
気がつかず留守電になっていたので折り返す。
ヘルパーさんから、母が何も食べたがらない、寝てばかり。反応が鈍いとの報告。
日曜日でも先生は時間を作って来てくださるとは思うのだけど、この目で会わなければ心配で、シェルターを15時45分にあがらせてもらい自由が丘へ。
アイス、茶碗蒸し、お蕎麦、ヨーグルトを買っていく。
部屋に入ると寝ていた。ウトウトという感じ。
声をかけるとうっすら目を開ける。
「〇〇子さん?」と私のことは認識。
気持ち悪くないけど食べたくないという母に、一口だけでもとバニラアイスを一口食べてもらう。
でもまずそうに顔をしかめて、「もういらない。」
大好きなアイスなら大丈夫だと思ったのだけど … 。
すぐに目を閉じてしまうので、やはり傾眠傾向にあるのだと感じる。
先日の看護師さんの呼びかけにほとんど反応を示さなかった時は、昏迷状態にまで入っていたのか?
少し首をかしげるように寝ている母の顔を見ていたら、思わず抱きついてしまった。
今伝えたい。
ママ大好き。
ママの子に生まれてよかった。
ありがとうありがとう。
ママの頭を抱くようにして、何度も伝えた。
母も声を出さずに何度も、うんうんとうなずく。
ママは?〇〇子のこと好き?
うんうん。
ママのこと大好きだよ。
うんうん。
涙が出そうになる。
溢れてくる。
母も目元を拭うようにこすっていた。
ケアマネのKさんに電話。
やはり食べないことを伝える。
老衰。
もうそれしか浮かばない。
向かっている。
それをはっきり感じる。
一応、翌朝に先生に電話をして、皮下滴をしてもらえたらと相談する予定。
しばらく手を重ねて、寝ている母の顔を見ていた。
温かい。
小さくなった手。
握ったり撫でたり、この手で育ててくれたんだね。
ありがとう。
帰る時になって、目をぱっちり開けるので、
帰る時なってやっと目が開いたー ^_^
と言ったら、
帰って欲しくないから。
という。
じっと私の顔見つめてくる。
また来て。
来るよ。
また来る?
来るよ。
切なくてたまらない。
もっともっと一緒にいたい。
またね。
部屋を出ようとすると
ずっと私のことを目で追う。
視線を外さないので泣きそうになる。
誰でもいつかは死を迎えるのはわかっているし、その時が来たら静かに受け入れるしかないのだけど、もっと一緒にいたい。
それだけ。