日本ハム・木村文紀外野手(35)が今季限りで現役引退することが17日、分かった。すでに球団側に意思を伝え、18日にエスコンフィールド北海道で会見を行い、20日の古巣・西武戦(ベルーナドーム)が引退試合となる。投手としてプロ入りし、西武時代の12年途中から外野手に転向。強肩強打を武器に、パ2球団で活躍した苦労人が17年間の現役生活に終止符を打つ。
(スポニチ)
かつて埼玉高校球界のスターだった埼玉栄・ 木村文紀
(旧文和)が現役を引退する。埼玉栄時代、投手としては最速148kmとキレのよいスライダーが強みであり、さらに打者としても長打力が魅力。彼が打席に立つたび、外野手は一斉にフェンス前まで下がるほどだった。
忘れられないのは2005年夏の”悲劇”。甲子園出場をかけた埼玉県決勝戦。埼玉栄は春日部共栄を相手に4-1でリードし迎えた9回表。投手は木村。二死満塁のピンチながら4番打者を2ストライクまで追い込み、あと一球で優勝が決まるはずだった。しかし・・・
(2005年7月29日、県営大宮公園球場)
春共栄 001 000 00 4
=5
埼玉栄 001 100 200 =4
(春)難波-今井、(埼)木村
春日部共栄の4番・鶴岡賢二郎(のちに日体大)が、走者一掃の適時三塁打を右越えに打たれて同点。さらに5番・射手矢大輔(のちに共栄大)に適時二塁打を浴びて逆転を許し、手の届くところにあった甲子園切符を逃してしまった。
木村にとっては「天国から地獄」の悪夢だったろうが、埼玉高校球界に残る名勝負だった。
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