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2009年03月09日
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一年前に某サイトのリレー小説に投稿した小説です。

  設定が古くてグラハムですが、ブシドーではイメージに

  合わないので、あえてそのままにしました。

  私が投稿した部分だけを手直しして連載していますので

  著作権の侵害にはならないと思います。

  BL要素を含みますので、苦手な方は読まないで下さい。

  二次創作ですから苦情は受け付けません。

  何卒、ご容赦くださいませ。m(_ _)m



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 その時、拷問室のドアが開いた。

 グラハム・エーカーだった。

 「そこまでだ。サーシェス。少年相手に拷問とは・・・何故、

 薬を使わない?あとは私がやる。下がって良いぞ。」

 「あいにくと俺は血を見るのが好きでね。歯の2、3本でも



 「下がれと言っている。分からないのか?」

 サーシェスはグラハムに睨まれてしぶしぶ部屋を出て行った。

 「やっと君に会えたね。それにしても随分と痛めつけられたな。

 これからは私が君を支配する。薬は使うがね。」

 グラハムは冷淡な碧い瞳で刹那を見下ろすとナイフを取り出し



 手足を掴んで部屋の隅に置いてあったベッドへ刹那を運んだ。

 そのベッドには革製の拘束具が幾つもついていて、刹那は

 両足、太腿、胴、胸、首の5箇所をベッドに固定され、最後に

 両腕を伸ばした形で手首をベッドの端と端に拘束された。

 カラカラと銀色に光る医療器具を乗せたワゴンがベッドの側に

 引き寄せられるのを見て、刹那は恐怖に蒼ざめた。

 「怖がることはない。今から薬を打つ。注射する時少し痛い

 かもしれないが、すぐに気持ち良くなるからね。」

 グラハムは不敵な笑みを浮かべながら、刹那の腕を丹念に

 アルコールを浸み込ませたガーゼで拭いてから、注射針を

 さした。注射器の中の液体が刹那の身体に注ぎ込まれて行く

 に連れて、刹那はふわふわと浮遊感に似たものを覚えた。

 次第に脳が思考を停止し、何も考えられなくなってしまった。

 ぼんやりとぼやけて視界に映るものはグラハムの顔だけだった。

 「この薬には副作用がいくつかあって、たまに発狂する場合も

 あるが、たぶん君は大丈夫だろう。人間は死ぬ前に過去の

 記憶がさかのぼり、走馬灯のような夢を見るって知ってたかい?

 本当に死ぬ時には幸せだった記憶しか蘇らないが、この薬では

 死なないから、同じような現象が起きても悪夢を見るんだ。

 ほんの数時間眠っているうちに心を悪夢に浸食されて、目が

 覚めた時には発狂してしまうケースもあるが、運が良ければ

 従順な人形に生まれ変わる。さあ、眠りなさい。深い眠りに

 ついて、再び目覚めた時、君は生まれ変わるだろう。」


                            (続く)


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最終更新日  2024年03月02日 21時53分37秒
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