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2010年03月08日
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テーマ: †黒執事†(569)
カテゴリ: 「黒執事」小説
私のブログの7万アクセスのキリ番を踏まれました

 らいちお嬢様からのリクエスト 

 「セバスが誘惑される現場を見たシエルは悶々とするけど

  セバスの技(R)により無事解決」です。

 『鳥籠』のもう一つのラストとしてリチャードを救っていたら

 と考えて小説にしてみました。

 カテゴリーまたはフリーページから『鳥籠』を読んで

 『鳥籠 アナザーストーリー』をお読みください。



 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m


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 「リチャード!!」

 炎は瞬く間に燃え広がり、屋敷を焼き尽くした。



 シエルは叫んだ。

 「イエス・マイロード。」

 セバスチャンは燃え盛る炎の中からリチャードを救い出した。

 シエルは自ら死を選んだリチャードを哀れに思って、

 ファントムハイヴの屋敷に住まわせることにした。



 「お目覚めですか?リチャード様。」

 セバスチャンが微笑む。

 「ここは・・・」

 心配そうにリチャードは聞いた。

 「ファントムハイヴ邸です。坊ちゃんのご意向により今日から

 あなた様のお世話をする事になりました。警察には知らせ

 ない事に致しましたので、ご心配には及びません。どうぞ

 ごゆっくりなさってくださいませ。」

 「そうだ。心配無用。女王の命を遂行するのが僕の仕事だ。

 警察とは何の関係もない。女王の命とは行方不明の

 リチャード・ガートランドを救出し、家督を奪おうとした

 ワーウィック・ガートランドの悪事を暴く事。全ては君を鳥籠

 に閉じ込めたワーウィックの陰謀として女王には報告して

 おくから、安心しろ。」

 「でも、僕は・・・」

 シエルの言葉にもリチャードはまだうかない顔をしていた。

 「チョコレートですか?」

 セバスチャンがリチャードに呆れたといった顔で聞いた。

 リチャードはこくりと黙って頷いた。

 「チョコレートの成分を調べてみましたところ、阿片は入って

 いませんでした。よく考えてみたら、たばことして吸う阿片を

 チョコレートに混ぜたら食べられるものではありません。

 チョコレートの中に入っていたものは医師により処方される

 精神安定剤と媚薬でした。パブロフの犬をご存知ですか?

 毎日決まった時間にベルを鳴らしてから餌を与えるとベルを

 鳴らしただけで涎をたらすという話です。リチャード様は

 パブロフの犬だったのです。チョコレートを食べた後セックス

 をしていたから、時間になると薬が欲しくてたまらなくなる

 という状態に陥っていたのです。リチャード様はお母様を

 殺した罪悪感から逃れる為に何もかも忘れられるほどの

 気持ちの良いセックスに溺れていただけなのです。」

 「知らなかった。叔父様はドラッグが入っていると言って

 いたから・・・」

 「ドラッグ=麻薬ではなくて、ただの薬だったのですよ。」

 セバスチャンは微笑んだ。

 「チョコレートをお持ちしました。ただし、媚薬は入って

 いませんが、これを食べてぐっすりとお休みなさいませ。」

 セバスチャンは銀のトレイからチョコレートをつまんで、

 リチャードに一つ食べさせた。唇にチョコレートが触れた時、

 リチャードの恍惚と開いた口が美味しそうにチョコレートを

 飲み込んだのをシエルは見逃さなかった。

 安心したように眠ったリチャードを見て、セバスチャンは

 シエルにこう言った。

 「リチャード様をお預かりするのはガートランドのお屋敷を

 建て直すまでですよ。」

 「分かっている。事件の報告をして、爵位をリチャードに

 継がせる手はずが済んだら、ガートランドへ帰ってもらう。」

 「では、そのように。」

 セバスチャンはシエルにお辞儀をした。

                          (続く)


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最終更新日  2024年02月27日 23時06分47秒
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