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2012年01月12日
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 苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m



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 道で常磐先輩にぶつかってしまった。

 「オイ!コラァ!誰にぶつかってると思ってんだ!」

 常磐先輩の取り巻きの人たちが僕に威嚇してきた。

 常磐先輩は恐い顔をして黙って僕を見下ろしていた。

 僕は慌てて、

 「すみません!」

 と、お辞儀をして走り去った。僕はひたすら走って、

 家の近くまで来ると、神社の前で伊藤君に会った。

 伊藤君は心配そうな顔をして、

 「麻里緒、どうしたんだ?」

 と聞いてきた。



 「なんだって?」

 「だって一生ずっと傍にいてくれなんて言われても僕はそんな

 約束できないよ。それに、僕の事を可愛い天使って言うんだ。

 それって本当の僕を見てない証拠だと思うんだよね。」

 「それは違うよ。」



 「加藤は生まれてからずっと中学に入るまで常磐先輩しか

 仲の良い友達がいなかったんだ。金持ちなのをアピールして

 ジュースやお菓子をあげたり、ゲームを貸してあげたりして、

 エサで釣るように友達を作っても、皆ヤクザの子だからって

 腫れ物に触るみたいに接してくるから辛かったんだってさ。

 4月に俺も加藤と指切りしたよ。中学3年間ずっと友達でいて

 くれって言われて・・・加藤は本気で麻里緒の事が好きで、

 初めてできた恋人だから、少し舞い上がっていて・・・

 麻里緒には欲が出たんだろうな。確かに一生って言われたら

 俺も指切りできなかったと思う。でも何故それで別れるんだ?

 期間を短くしてもらうか先の事は分からないって言えば

 良いだけだろ?」

 「あっ、そっか。」

 その手があった事にも気付かないなんて、僕はなんて馬鹿

 なんだろうと思った。そして、僕は加藤君の気持ちを今まで

 考えていなかった事を反省した。先生に捨てられたせいで

 加藤君にも捨てられるような気がして、捨てられる前に

 捨ててやれって思うなんて、馬鹿にもほどがある。僕が

 傷ついたみたいに加藤君も傷ついたに違いない。僕が好き

 なのは伊藤君で加藤君じゃないけど、加藤君と一緒にいて、

 嫌な事なんか一度もなかった。

 「加藤に謝りに行こう。一緒について行ってやるから。」

 「うん。」

 僕は伊藤君に説得されて、加藤君に謝りに行く事にした。



                                  (続く)









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最終更新日  2012年01月18日 08時59分53秒 コメントを書く
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